番外編 トムラ様リクエスト ページ38
どうもこんにちわ、Aです。
ただいま煉獄邸にておやつをいただいています。杏寿郎さんの稽古を受けに来てね、今日はここまで!ってなったときに千寿郎くんが私の大好きな御饅頭が入ったお皿を持って「おやつにしましょう!」って。断るわけないよね…!
「この御饅頭すごく美味しいよ〜ありがとう千寿郎君!」
「本当ですか?今評判の和菓子屋さんで買ってきたんです!お口に合ったようでよかったです!」
ニコニコと笑顔を浮かべながら二人で御饅頭を食べる。杏寿郎さんはそんな私たちを見て嬉しそうに笑顔を浮かべていた。ただたまに不意打ちで雄味の強い笑顔浮かべるのやめてほしい…御饅頭喉に詰まるから…
三つほど御饅頭を平らげ、千寿郎くんが淹れてくれた玉露を啜る。あぁ〜疲れた体に糖分と水分が沁み渡る〜!
「ご馳走様千寿郎くん!またお菓子持って遊びに来るね!」
「いえ、今までたくさん頂いているのでそのお礼のつもりで…!」
「いいのいいの!私だってあげたくて持ってきてるんだから!」
「いえいえ!」「いやいや!」とお互い引かずに言い合っていると、後ろから杏寿郎さんに千寿郎くんごと抱き締められた。
…抱き締められた!?
「杏寿郎さん!は、はな、離れてください!!」
「千寿郎もAも愛らしいな!見ていてとても癒される!」
「よもやよもや!」と言いながらぎゅぅっと抱きしめる腕を解こうとしない杏寿郎さん。ひえぇ心臓に悪いんじゃ…!!
背中に感じる杏寿郎さんの体温にバクバクと心臓が跳ねる。心拍数上がり過ぎて私死ぬのでは…!?とバカみたいなことを考えていると、抱き締められた勢いで私の肩に顔を埋めていた千寿郎くんがすぅすぅと寝息をたてはじめた。
「…千寿郎くん?寝ちゃった…?」
「うむ、最近よく眠れていなかったみたいでな。限界が来たんだろう」
千寿郎くんの頭を撫でる杏寿郎さん。うおぉ美しき兄弟愛…!ほわほわするんじゃぁ…!!
にしてもなんで最近眠れてなかったんだろう…。首を傾げると、杏寿郎さんが察したようで理由を教えてくれた。
「Aは最近蝶屋敷に泊まっているだろう」
「うっぐそうですね…」
「良い、気にするな。元はと言えば急に関係を変えた俺が悪い」
杏寿郎さんが千寿郎くんを撫でていた手を私の頭に乗せる。そして優しく撫でられた。
うん、まぁ、そうなんだけど…私もあからさま過ぎるよね…うん。
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エリカ - はぅー!!!!!!!時間的に間に合わないけど、杏寿郎さんといちゃラブしてほちぃ!!!!!!!!!!!!!! (2020年4月23日 17時) (レス) id: f0480ad40d (このIDを非表示/違反報告)
りん - うーん…結婚できるの姫島さんかむいむいかな〜? (2020年4月22日 22時) (レス) id: 4a20aa403e (このIDを非表示/違反報告)
愛心 - 富岡さんの富はこの冨ですよ (2020年4月18日 15時) (レス) id: b59d3295d5 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 「弦弥」じゃなくて「玄弥」ですね(番外編の求婚会議) (2020年1月4日 22時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
ネームネーム - 1の方でもそうだったんですが、冨岡さんが富岡さんになってます。(上のちょんっていうやつがあるかないか) (2019年12月20日 16時) (レス) id: a0201b5f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏 | 作成日時:2019年7月15日 1時