続・番外編 ページ37
つい目を逸らすと、間髪入れず錆兎が言った。
「俺の目を見ろA」
「はい」
覚悟を決めて錆兎の目を見る。めっちゃ眉つり上がってますやん〜イケメンの怒り顔も素敵です。
はい、黙ります。
「最近は特に俺達と会えてないだろう。その間に下弦と遭遇し、上弦と遭遇し、たまに大怪我してから会う」
うん、実は今までで3回下弦に遭遇していて2回ほど大怪我を負った。異能がさ、厄介で。なんとか倒せたけど骨折したり出血多量に陥ったり...
うん、そりゃ心配するよな。
「...ごめん、これからは出来る限り気を付けるよ」
「...どうだかな。Aの自己犠牲は治りそうにない」
「だから俺達が守るんだろう」
おい義勇さっきからそればっかか。ってか義勇&錆兎セコムって強くね?ほぼ最強ぞ?
「2人を悲しませたくないし、他の大事な人達が悲しむところなんで見たくないもん。だから絶対死 なない」
「...なら、いい」
また顔を下げて私のお腹に顔を埋める錆兎。そして少ししてからボソッと呟いた。
「細い、肉をつけろ」
「細くていいの!これ以上肉つけたら体型ヤバいもん!!」
「とはいえ細すぎだろ。もう少し太れ」
私のお腹に手を当て触り続ける錆兎。ぐうぅイケメンにこんなことされるって凄い恥ずかしい...でも怒れない...錆兎だから。
顔を真っ赤にしながら耐えていると、錆兎と義勇が同じ場所に目をとめたことが分かった。その位置を察して、二つの握り拳を作る。
「...出る所は出てるんだがな」
「全てここに集まってるんじゃないか?」
私の拳骨が2人の頭に炸裂する。
...こいつら私の胸見ながら言いやがった!あんたらにとって私は妹というか戦友見たいなアレなんだろうけどそれでもデリカシーがない!!
「さいっってい!!あんたら真菰ちゃんに同じこと言わないでよ!!」
「言うわけないだろ。可愛い妹弟子だぞ」
「そうだな」
何か腹たったからもう一度2人に拳骨を落とした。まぁ21歳の健全な男性だもんね!!そういう事も考えてるよね!!
それでもちょっとそういう2人見たくなかったかも!!可愛いけど!!!
...そう言えば、
「義勇はなんで私にくっついてたの?」
錆兎は理由分かったけど義勇の理由聞いてない。
「...甘えたかった」
「許そう」
義勇の可愛さには適わない...
番外編 トムラ様リクエスト→←番外編 柿好きフクロウ様リクエスト
1937人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エリカ - はぅー!!!!!!!時間的に間に合わないけど、杏寿郎さんといちゃラブしてほちぃ!!!!!!!!!!!!!! (2020年4月23日 17時) (レス) id: f0480ad40d (このIDを非表示/違反報告)
りん - うーん…結婚できるの姫島さんかむいむいかな〜? (2020年4月22日 22時) (レス) id: 4a20aa403e (このIDを非表示/違反報告)
愛心 - 富岡さんの富はこの冨ですよ (2020年4月18日 15時) (レス) id: b59d3295d5 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 「弦弥」じゃなくて「玄弥」ですね(番外編の求婚会議) (2020年1月4日 22時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
ネームネーム - 1の方でもそうだったんですが、冨岡さんが富岡さんになってます。(上のちょんっていうやつがあるかないか) (2019年12月20日 16時) (レス) id: a0201b5f31 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:杏 | 作成日時:2019年7月15日 1時