月の呼吸 弐ノ型 五月雨 … ページ25
朱紗丸が着物を肌蹴させる。顏には常に笑みが浮かべられていて、本当に幼子の様だ。
「キャハ八ッ何か言うておる!面白いのう!楽しいのう!十二鬼月である私に殺.されることを光栄に思うがいい!!」
その言葉を聞いて、ふと朱紗丸の目に視線を移す。上弦も、下弦も書かれていない瞳。今まで何回か会ったことあるからすぐわかるけど朱紗丸たちは十二鬼月になると瞳に数字が浮かぶの知らないのかな…?それとも、既に瞳に書かれていると思っている?
うーん?と首を傾げていると、炭治郎がぼそっと呟いた。
「十二鬼月?」
「鬼舞辻直属の配下です!」
珠世さんが炭治郎の疑問に答える。…漫画で初めて見た時は凄く強く感じたこの二人だけど、本物に会ったことがあるとすぐわかる。たいした強さは無い…この二人には。
静かに朱紗丸を見据えていると、メキメキと音を立てて腕が六本に増えた。いやぁ、あの数の毬を防ぐのは流石にね…
「遊び続けよう!朝になるまで…命尽きるまで!!」
その言葉を合図に毬が一気に投げられる。うぅん…スピードが速くてちょっと厄介。しかも、五月雨は広範囲攻撃ではないから複数の物を一気に相手するのはちょっと分が悪い。
隣で炭治郎も奮闘しているが手こずっている。うん、本当にこれは厄介だ。
どうするか悩んでいると私達に向かって一気に毬が飛んできた。一か八か…できれば被害は最小限に抑えられる。
「…シュウゥゥッ」
月の呼吸、弐ノ型 五月雨
…二連
私の左右で五月雨が発動する。4つ飛んできたうちの二つはバラバラにできたが残り二つが珠世さんと愈史郎さんに当たってしまった。くっそ、この技結構腕に負担がかかる…ッ!
私は後ろを振り返り、二人に声をかけた。
「すいません!珠世さん、愈史郎さん!!全部は防ぎきれません!!ですが…必ず最小限に抑えて見せます!!」
「私たちは治りますから気にしないで!!」
珠世さんが私の言葉と、二人の怪我を気にした炭治郎に答える。愈史郎さんが炭治郎の方を見ながら大きな声で言った。
「おい間抜けの鬼狩り!!
そう言って炭治郎に何かを投げ…ってか紙だね。これで見えるようになるんだから凄い。
十二鬼月(?)ノ血(+予告というか質問)(リクエスト受け付け終了)→←守リタイ
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エリカ - はぅー!!!!!!!時間的に間に合わないけど、杏寿郎さんといちゃラブしてほちぃ!!!!!!!!!!!!!! (2020年4月23日 17時) (レス) id: f0480ad40d (このIDを非表示/違反報告)
りん - うーん…結婚できるの姫島さんかむいむいかな〜? (2020年4月22日 22時) (レス) id: 4a20aa403e (このIDを非表示/違反報告)
愛心 - 富岡さんの富はこの冨ですよ (2020年4月18日 15時) (レス) id: b59d3295d5 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 「弦弥」じゃなくて「玄弥」ですね(番外編の求婚会議) (2020年1月4日 22時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
ネームネーム - 1の方でもそうだったんですが、冨岡さんが富岡さんになってます。(上のちょんっていうやつがあるかないか) (2019年12月20日 16時) (レス) id: a0201b5f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏 | 作成日時:2019年7月15日 1時