尋問…？ ページ47
「つまり、仕事が無かったから普通に着物着て遠出してたって事？仕事じゃないから刀を置いて？」
「はい」
結局三人に連れられて藤の花の家紋の家に来た。今は真菰に問い詰められている。屋敷にいないし隊服も刀をそのままだったから凄い心配かけたみたい。部屋の入り口に立つ義勇と錆兎にも凄い心配かけた見たいです。逃がさねぇぞって空気出してるもんね、うん。
私は少し嘘も織り交ぜながら話した。この面子は特別鼻がいいとか耳がいいとかないからそう簡単にばれないだろう…
「…Aが何か隠すのは理由があるってわかってるから、責めないよ。でも、黙ってどこか行っちゃうのはやめてね？凄く、心配したから」
「うぐぅごめん真菰…ッ！」
ぐさっと心臓に刺さる。罪悪感…！軽く嘘を吐いただけでここまで罪悪感を感じるのは相手が真菰だからだな…！
グッと心臓を抑え蹲ると、誰かのため息が聞こえた。
「A、お前さっきの言葉否定しないってことは隠し事してるのか？」
「…んん、してる。ごめん」
「…Aは下手だからな」
義勇が呟く。だっっっから言葉たりないって君！！何に対しての「下手だからな」なの！？まぁ多分「隠し事については気にするな。俺も錆兎も真菰もすぐわかった。Aは嘘を吐くのが下手だからな」って事でしょ！？
もうちょい！もうちょいでいいから話そう！！？
「…え？ってか私ってそんなに嘘下手？自覚無いんだけど…」
「大分下手だぞ。もう少しまともな嘘つけないのかってくらいな」
私が義勇の言いたいことを理解できてるのが嬉しいのか義勇の表情が無表情ながらもぱっと輝く。そういうところが可愛いんだよな〜義勇は。
それにしてもそんなに下手か…炭治郎に嘘ついたらすぐばれそうだな…
とりあえず隠し事については特に何も言われず、今日は普通に寝た。もちろん男女別の部屋ね？
翌日屋敷に戻り、またいつも通り仕事の日々に戻る。…のかな〜と思ってたんだけど…
「…時透無一郎くん？」
「はい、最近お屋敷に来た子みたいです。剣士の子孫らしく、先日山の中で兄の有一郎さんと一緒に保護されたんです。…有一郎さんは、残念ですが…」
しのぶが表情を陰らせながら言った。…そうか、無一郎くんは確か11歳で一人になって恐らくそれなりに動けるようになってから修行を始めたはず…。つまり…
原作が、始まる辺り？炭治郎が鬼殺隊に入ったときには14歳だもんね？
…もうそこまで来たか、時が流れるのは早いな…
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 月はあるんだけど好き…こっちの方が神秘的だわ (12月1日 16時) (レス) id: 8d474f6144 (このIDを非表示/違反報告)
凪疾 - 原作で月の呼吸というのはあります。でも全く別のものとして読んでますがいい話ですね！主人公と師匠の関係が最高です (2023年4月10日 23時) (レス) id: 105e0f51c7 (このIDを非表示/違反報告)
カナヲ(眠いちゃん) - 可愛い…やっとコメントする勇気でた…可愛い…これは友情にも恋愛にもとれるから好き…可愛い (2023年1月7日 3時) (レス) @page28 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - あの、投稿されてからずっと後に読んだ者ですが、この物語は恋愛ルートですか？友情ルートですか？アンケート結果が分かりません。教えてください。 (2021年2月4日 20時) (レス) id: ee41c4b3a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏
| 作成日時：2019年7月4日 2時
