【鬼滅の刃×七つの大罪】黒き者達

出会い8 ページ9

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マ「すまない、獪岳殿。今すぐ元いた所へ送る」









俺の腕を掴んでる女は言う。









「カイくん帰っちゃうの？」









掴まれていない方の手を握り、Aは泣きそうな顔で見てくる。





ほんの数時間であったが、





こいつといると胸のあたりが暖かくなる。





真っ直ぐ目を見て名前を呼んでくれる。





何より俺を認めてくれた。





こんなやつこの先いるとは限らない。





もう一生出会う事も無いかもしれない。





俺はこいつを……Aのこの手を離したくない。









獪「俺は、帰りたくねェ」





マ「！？」





「カイくん、本当！？」









隣で嬉しそうにはしゃぐA。









「本人も帰らないって言ってるんだし、いいでしょ？マーリン！」









Aがそう言うと女は、









マ「やれやれ……研究室に行くぞ」









そう言った時にはもう景色が変わっていた。

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