検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:186,905 hit

23 ページ24

「大丈夫?落ち着いた?」









椅子に座らせてもらい、私が泣き止むまで背中を撫でてくれた。



こんな優しい炭治郎が好きなのに、何も感じない。



いつも触れられるだけで愛おしさが溢れるのに、それを感じられない。



私どうしちゃったんだろう…









「Aから辛い匂いがする…何かあったのか?」









そんな心配性なところも好きなのに……









「炭治郎の事…何も感じなくなった…」


「っ!」


「好きなのに…好きなはずなのに…何も感じない…」


「A…」


「ごめんなさい…私、最低だ……」









黒弥は屋敷の中をお散歩するため此処にはいない。



たぶん今いたら怖がってしまうだろう。



私が正常じゃないから。



すごく怖い。



不安でしかない。



涙が止まらない。



それが伝わったのか炭治郎に抱きしめられる。









「大丈夫。落ち着いて。俺はAを嫌ったりしないから」









抱きしめられて、私は落ち着いてきた。



炭治郎の腕の中は落ち着く。



心音が心地よい。



私が落ち着いて涙も止まったのを確認してから、









「Aからいつもと違う匂いがする」









と言ってきた。



甘い噎せ返るような匂いがする、と。



それを聞いて私は思い出す。



昨日、まったくもって同じ事を思ったことを。



雅継くんの持っていた匂い袋だ。



あれを嗅いだからなのか?



疑いたくはないが、そうとしか思えない。




私は外に向かって指笛を吹き、クロを呼ぶ。









「ナンダ!」


「隠の雅継くんを呼んできてもらえるかな?」


「ワカッタ!」









理解が早くて助かる。



あとは雅継くんが来て、真相を確かめるだけ……

24→←22



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (257 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
574人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぴぴぴっぴ(プロフ) - あずさん» コメントありがとうございます!更新速度遅くてすみません…ありがとうございます!これからも頑張ります! (2020年3月19日 17時) (レス) id: dbc2e96e26 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - 更新される度いつも楽しく読ませて頂いてます!これからも応援してます! (2020年3月15日 0時) (レス) id: 132f2adf1a (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴぴっぴ(プロフ) - 好きぴっさん» コメントありがとうございます!こういうジェットコースター並の急展開が好きなので…笑テストが終わったのでたくさん更新出来ますよ! (2019年12月12日 21時) (レス) id: dbc2e96e26 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴぴっぴ(プロフ) - 澄葉流さん» コメントありがとうございます!雅継(まさつぐ)くんですね!怒りを静めてくださいいい!笑 (2019年12月12日 21時) (レス) id: dbc2e96e26 (このIDを非表示/違反報告)
澄葉流(プロフ) - 漢字読めないけどあの隠しの野郎許せねぇ!(口悪くてすいません) (2019年12月12日 19時) (レス) id: 1c36a56f8b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴぴぴっぴ x他1人 | 作成日時:2019年11月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。