検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:186,856 hit

22 ページ23

朝になり起きると、置き手紙が置いてあった。









『用事出来たから行ってくる。飯はあるから食ってけ。戸締まりよろしくな』









と朝早くから出かけてしまったらしい。



実弥様いないのかー…と落ち込む。



顔を洗い、髪を結ぼうと思い髪紐を見ると、鈴が付いていた。



こんな器用な事をしてくれるのは、実弥様しかいない!!



あぁ!今すぐお礼を言いたいのにいないなんて!!



私も実弥様に置き手紙を残す。









『髪紐、ありがとうございます。大切に使わせていただきます』









書き終えてから、ご飯を食べ、軽く掃除をし、黒弥を抱き上げ家を出る。



戸締まりも確認した。



今日は良く晴れている。



蝶屋敷に向かう途中、たくさんの花の蕾を見た。









「黒弥。この蕾が開いたら、私の大好きな夏がくるよ」









私の言葉を理解しているのかしていないのかわからないが、にゃあと返事をしてくれた。



黒弥の言葉がわかればいいのになーって思いながらも、黒弥に話しかける。



そんな事をしていれば、蝶屋敷に着くのなんてあっという間だった。



掃除をしていたアオイに声をかけ、中へ入っていく。



もうすぐ炭治郎の病室だ。



炭治郎と話す前などは必ず心臓が早くなる。



けど今日は違かった。



いつもは炭治郎の事を考えるだけで、心臓が早くなったり顔が熱くなるのに、



今日はならなかった。



まぁ、本人を目の前にしたらいつものようになるだろう。と思いながら病室に入る。









「あ!A、おはよう!」









いつもなら胸が高鳴るのに、今は違う。









「A?体調が優れないのか?」









大丈夫か?と手を握られても、なんとも思わない。



訳が分からない。



どうしたらいいの?



炭治郎の事を考えても、何も思わない。









「!?A!?何処か痛いのか!?」









訳が分からず私は涙を流した。

23→←21



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (257 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
574人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぴぴぴっぴ(プロフ) - あずさん» コメントありがとうございます!更新速度遅くてすみません…ありがとうございます!これからも頑張ります! (2020年3月19日 17時) (レス) id: dbc2e96e26 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - 更新される度いつも楽しく読ませて頂いてます!これからも応援してます! (2020年3月15日 0時) (レス) id: 132f2adf1a (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴぴっぴ(プロフ) - 好きぴっさん» コメントありがとうございます!こういうジェットコースター並の急展開が好きなので…笑テストが終わったのでたくさん更新出来ますよ! (2019年12月12日 21時) (レス) id: dbc2e96e26 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴぴっぴ(プロフ) - 澄葉流さん» コメントありがとうございます!雅継(まさつぐ)くんですね!怒りを静めてくださいいい!笑 (2019年12月12日 21時) (レス) id: dbc2e96e26 (このIDを非表示/違反報告)
澄葉流(プロフ) - 漢字読めないけどあの隠しの野郎許せねぇ!(口悪くてすいません) (2019年12月12日 19時) (レス) id: 1c36a56f8b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴぴぴっぴ x他1人 | 作成日時:2019年11月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。