【鬼滅の刃】風柱の継子様は堅物デコ真面目が嫌い

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「ここならあの町も見えるよ」









私は簡単ではあるがお墓を作り、



手を合わせた。



子供が好きな食べ物、遊び道具。



そして頂いた花を添え、



次生まれてくる時は、たくさん遊べる幸せな家庭に生まれますように。



と思いを込め、その場を離れた。



しばらくして鎹鴉が来た。









「実弥様！実弥様カラ！」


「実弥様から手紙！？」


「ソウダ！早ク届ケタ！偉イ？」


「うん！ありがとうね」









鴉の頭を撫でて、手紙を開いた。



手紙の内容は、



私を心配しているようだった。



実弥様らしい。と笑みが零れる。



読み終え、折れないように慎重に懐(ふところ)へ入れる。



藤の家紋の家に着いたら返事を送ろう。



何を書こうか考えているうちに着いてしまった。









「お待ちしておりました。さぁ、中へ」









お婆さんに中へ案内される。



この時私は、一人。だと油断していた。



呑気に風呂で鼻歌を歌うほど。

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