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文化祭当日。
ステージ発表は午後からなので、午前は何も無い。
なので私達はいろんなクラスをまわっていた。
炭治郎、善逸、朝姫、私の4人で。
炭治郎と善逸は顔が整っているため、黄色い声が鳴り止まない。
私達は目立っていた。
時間になるまで別行動しよう。と、炭治郎が提案した。
なので今私は善逸と2人だ。
「善逸、入ってみたいクラスとかある?」
「んー、Aちゃんのクラスは何をしてるの?」
「確かお化け屋敷だったかな?
私と朝姫は参加出来ないから内容知らないの」
「お、お化け屋敷………」
ちょうどその時クラスメイトに見つかってしまった。
「あ!騎士!お化け屋敷入っていきなよ!」
「私はいいんだけど…善逸、大丈夫そう?」
「だ、大丈夫。大丈夫。俺は強い子。平気、入れる」
「それでは2名様入りまーす!!お気をつけてー!!」
半ば強引にお化け屋敷へと入れられた。
善逸はと言うと、
思い切り怖がっていた。
私は平気なので先へ進む。
「怖い怖い怖いいい!!待ってAちゃん!!歩くスピード早くなぁい!?もっとゆっくり歩こうよ!!」
はぁ、とため息をつき、善逸の手を引いて歩く。
「これで少しは怖くない?」
「やだかっこいい…」
もちろんこれで善逸が大人しくなるはずがなく、
終始叫びっぱなしで、お化け屋敷を出る頃には白目を向いていた。
「なにあれ……文化祭のお化け屋敷のクオリティじゃないよ……」
善逸がこうなるのも無理はないと思う。
私達の通っている学校は、芸術を極める学校だから、文化祭はもはや1つの作品となっている。
「外行く?」
「うん…外の空気吸いたい…」
気分転換に中庭のベンチに座った。
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ぴぴぴっぴ(プロフ) - うぇいさん» コメントありがとうございます!感動してもらえて良かったです!! (2020年2月25日 11時) (レス) id: dbc2e96e26 (このIDを非表示/違反報告)
うぇい - 泣きました。もう一度言います、泣きました。 (2020年2月24日 23時) (レス) id: 61fb8516c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴぴっぴ(プロフ) - Uy??さん» コメントありがとうございます!奪い合いのは、この話を思いついてから決めていました笑今思うと、炭治郎には少し辛い思いをさせてしまったなと思います笑喜んでいただけてよかったです! (2019年12月11日 22時) (レス) id: dbc2e96e26 (このIDを非表示/違反報告)
Uy??(プロフ) - 最高でした、、炭治郎と善逸に好かれて奪い合いになった末に善逸と結ばれるっていうストーリーの展開の仕方めっちゃ好きです、、、尊い小説をありがとうございます!、!! (2019年12月9日 1時) (レス) id: 0cfab6974b (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴぴっぴ(プロフ) - ヒナさん» コメントありがとうございます!け、結婚ですか!?笑見間違いかと思って3度見くらいしました笑まずはお友達から始めたいです!笑 (2019年12月5日 22時) (レス) id: dbc2e96e26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴぴぴっぴ x他1人 | 作成日時:2019年11月11日 17時