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女の子の叫ぶ声が聞こえた。





行ってみるとナンパされていた。





その子は必死に抵抗していた。





助けないと!





そう思って助けに行った。






すると、いなくなったはずのAがいた。






あの頃より髪が短いが確かにAだ。






今すぐにでも抱きしめたかった。






何故あの時急にいなくなったのか聞きたかった。






それを抑え込み、Aなのかと尋ねる。






俺がAを覚えている事で喜んでもらえると思っていた。






けど実際は、違った。






喜んでる匂いはした。






悲しい匂いの方が強かった。







『炭治郎は覚えててくれたんだ…』







そうAが言った。






さっきの善逸の話を思い出す。






話しかけられた美人とはAの事だろう。






そしてAの悲しみは、善逸に対してのものだろう。






その時俺は気づいてしまった。









Aは善逸が好き。









善逸はAとの記憶を覚えていない。






それ以外の記憶は全て思い出している。






善逸以外はAの事を覚えていた。






よりにもよって善逸が覚えていないとは……






あの任務が終わって、善逸は速攻帰ってしまった。





蝶屋敷に戻ると、悲しみの匂いで溢れかえっていた。






Aがいなくなった。







その事実を受け入れてから善逸は、あまり笑わなくなった。






笑ってはいたが、無理をしているようだった。







その悲しみで記憶に蓋をしているのかもしれない。







なら俺はその蓋をこじ開けよう。







善逸、






俺は身を引くつもりは無い。






けどAを幸せに出来るのは善逸だ。







だから早く思い出してあげてくれ。







でないとAが可哀想だ。

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ぴぴぴっぴ(プロフ) - うぇいさん» コメントありがとうございます!感動してもらえて良かったです!! (2020年2月25日 11時) (レス) id: dbc2e96e26 (このIDを非表示/違反報告)
うぇい - 泣きました。もう一度言います、泣きました。 (2020年2月24日 23時) (レス) id: 61fb8516c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴぴっぴ(プロフ) - Uy??さん» コメントありがとうございます!奪い合いのは、この話を思いついてから決めていました笑今思うと、炭治郎には少し辛い思いをさせてしまったなと思います笑喜んでいただけてよかったです! (2019年12月11日 22時) (レス) id: dbc2e96e26 (このIDを非表示/違反報告)
Uy??(プロフ) - 最高でした、、炭治郎と善逸に好かれて奪い合いになった末に善逸と結ばれるっていうストーリーの展開の仕方めっちゃ好きです、、、尊い小説をありがとうございます!、!! (2019年12月9日 1時) (レス) id: 0cfab6974b (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴぴっぴ(プロフ) - ヒナさん» コメントありがとうございます!け、結婚ですか!?笑見間違いかと思って3度見くらいしました笑まずはお友達から始めたいです!笑 (2019年12月5日 22時) (レス) id: dbc2e96e26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぴぴっぴ x他1人 | 作成日時:2019年11月11日 17時

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