検索窓
今日:6 hit、昨日:8 hit、合計:59,313 hit

27 ページ27








炭治郎が来てから、私の演奏会になってしまった。




いつの間にか伊之助も座って、私の演奏を聴いていた。




この光景を見てふと思い出す。




そういえば朝姫も同じように聴いていてくれたな、と……











〜♪




「Aは天才ね!!!」


「朝姫ったらそんなに褒めても何も出ないわよ?」


「私Aのピアノ好きー!心が落ち着くの」


「誰が弾いたってピアノの音は変わらないわよ?」


「ううん、変わる。確かに音が綺麗な事には変わりないけど、感情の込め方で違う音に聴こえるの」


「朝姫は凄いわね」









私がこの世界に来る前の会話。




朝姫は私にとって唯一の親友。




大好きな親友。









「ねぇ、A進路はどうした?」


「私は保育へ進むよ。朝姫は?」


「保育かぁー、Aらしいね!
そうだなー、私は医者かな!」


「朝姫なら頭も良いし優しいしきっと向いているわ!」


「ありがとう!」









そんな会話をかわしつつ、ピアノを弾く。




すると朝姫が歌い始めた。




透き通る声。




私はその声に合わせてピアノを弾く。




答えるように朝姫は歌う。




なんて楽しいんだろう。




なんて幸せなんだろう。




その幸せな時間に戻る事が出来るなら戻りたい。



そう思い私は、三味線を弾きながら歌い始めた。

28→←26



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴぴぴっぴ x他1人 | 作成日時:2019年11月8日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。