【鬼滅の刃】鬼になってしまったらしい (ページ26)

今日:12 hit、昨日:8 hit、合計:59,319 hit

26 ページ26

紙と筆を借りて御館様に手紙を書いた。

内容はAの事だ。

許されるかわからない。

人でも鬼でも助かる命があるならそれでいいと思う。

誰かが苦しむ顔は見たくない…

。

朝餉の途中で部屋を出ていったAと、

それを追うように出ていった善逸を探している。

笑い声の聞こえる部屋を見つけた。

2人はここにいる。

声をかけようと襖に手をかけた。

「善逸の演奏好き」

Aの声だ。

どうやら善逸も三味線を弾いてたらしい。

ﾁｸﾘ

？

胸が痛い。

なんだろうこの痛みは。

今まで感じた事のない痛みだ。

「炭治郎！そんなとこいないで入ってこいよ！Aちゃんの演奏聴こ！」

耳が良い善逸は、俺がいる事を気づいてたみたいだ。

「あ、あぁ！俺も聴きたい！」

「Aちゃんの演奏凄いんだ！聞き惚れるよー！弾いてる姿も綺麗だし、ほんと目の保養」

ちらりとAを見る。

ﾄﾞｷｯ

今度は顔に熱が集まった感じがした。

さっきから俺の体はどうなってしまったんだろう。

Aを見ていると胸が痛くなる。

鼓動が早くなる。

これは何かの病だろうか。

。

この時の炭治郎の音を善逸は聞いていた。

聞いていたが、何も触れなかった。