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「Aちゃん、食欲ないのかな」


「体調が悪いのか?」


「でもあいつ熱あるようには感じなかったぞ」


「どうしたのだろう…」


「……食べる前にAちゃんから、微かだけど恐怖の音がした」


「恐怖?食事に対してかな?」


「そこまではわからない。けど、一口食べて安心した音が聞こえた」


「何かを隠している…」








〜♪






!?




音が聞こえる。




Aちゃん?




これは三味線の音?








「綺麗な音だなぁ」


「またあいつがなんかやってんのか?」


「あいつじゃなくて、Aだ」


「んな事より飯!」









伊之助ってば……




たどたどしいけど優しい音色。




三味線の音でAちゃんの音は聞き取れない。




俺は急いで食べて音のする部屋へ向かった。

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作者名:ぴぴぴっぴ x他1人 | 作成日時:2019年11月8日 0時

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