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足音がすると思ったら、
猪の頭をした男に斬りかかられた。
失礼極まりない。
その男の後から、黒い服を着た2人の男が来た。
『鬼』がどうとか『匂い』とか『音』とか
人の部屋で騒ぎまくっている。
「何故あなた達は他人の部屋に無断で立ち入り、騒ぎ立てているの。失礼極まりないと思わないの?」
私がそう言うと、2人は黙った。
猪頭は相変わらず私に刀を向けている。
花札みたいなピアスをした男が口を開いた。
「君、人は喰ったか?」
私は何を言っているのか分からなくて、眉間に皺を寄せた。
アホかこいつは。
なんで私が人を食べなきゃいけないのよ。
「馬鹿じゃないの?人なんて食べれるわけないじゃない。食人鬼じゃあるまいし」
あら、私おかしな事言ったかしら。
2人共、有り得ない…と言っている。
猪頭に関しては驚いて刀を落としている。
何この時間の無駄。
「用が済んだのなら帰ってもらえるかしら?」
すると3拍くらい遅れてピアスの男が、
「俺達と一緒に来てくれないか?」
と言ってきた。
もう頭使うの疲れた…
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作者名:ぴぴぴっぴ x他1人 | 作成日時:2019年11月8日 0時