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顕嵐side
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ちひろ「そうなんだーつまんな」
悪かったな、つまんなくて。
面白く出来なくて。お前にはほんとに気持ちがバレたくないんだ。
…幼馴染だからこそこういうことを相談出来ない。
チラリと視線を向ければ案の定少し悲しそうに見える佐島の顔。
…期待させやがって。
そんな顔するから伝えたくなるんだ、早く言ってしまいたい。
顕嵐「…佐島、俺お前のことが好き」
「…え？」
顕嵐「…ん？」
俺今、何て言った？好きだって言ったよな？
無意識に口が動いてた。
俺、何言ってるんだろ。告るの早すぎだろ。
戸惑ってるに決まってる。やらかした…。
「…えっ、と、」
ほんとに戸惑ってるし。やばい、取り消すか？…
いや、気持ちは嘘じゃねぇし。
何でこの場で言っちゃったかな…。
「…わ、たしも…顕嵐くんのことが、…好き、です」
顕嵐「え？」
「だから、私も好きだって」
……………まじか。
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作者名：なつまる
| 作成日時：2017年10月22日 17時
