Summer Memories. (ページ7)

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顕嵐side

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…でも結局。

長妻「いやー、佐島ちゃんから
一緒に行こって誘われるなんてね～」

ちひろ「ほんとね、私たち絶対
誘われないと思ってた！！」

こいつらと4人で一緒に行くことに。

こうなることは自分でしたから

分かっていたけど実際なると正直寂しい。

寂しくはないけど、ちょっと悔しい。

あの後、訂正すれば良かった。

そしたら今頃、どうなってたのかな。

長妻「なーにしょげてんのー！」

顕嵐「っわ、」

いつもの元気さで声をかけてきた怜央。

前にいる女2人とは少し距離が出来ていた。

長妻「まさか、佐島ちゃんと2人で行きたかったとか！」

顕嵐「んなわけねぇだろ、」

長妻「強がんなくていいのに～」

別に強がってなんかない。

ただ、ちひろはもちろんのこと、怜央より俺は

あいつと仲良くなれてないような気がするだけ。

昨日は緊張しちゃって全然喋れなかったし。

それに2人とは普通に話してたのに

俺の時だけはどこかよそよそしかった。

俺、嫌われてんのかな。

でも、「一緒に行ってもいい？」って

聞いてきたのは向こうだった。

佐島の考えてる事が分からない。