Summer Memories. (ページ14)

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貴方side

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「…ごめん、待った？」

顕嵐「大丈夫、待ち合わせ時間にまだなってないよ」

「…あ、ほんとだ」

それにしても、浴衣めっちゃかっこいい～！！

絶対私服で来ると思ってたから

発見した時思わずびっくりしちゃった。笑

顕嵐「…急に真っ赤になって、どうしたの？」

「…え、あいや、何でもない」

本人を目の前にして口に出して褒めるなんて

そんな高度なこと私には出来ません。

それに、私が先に褒めたら女のプライドが許さない。

先に褒められてから褒めたい。

顕嵐「…じゃあ、行こっか」

「…え、うん」

まさか感想無し！？

頑張ったのに～！泣

でもそんなちっぽけな考えは、

さりげなく手を繋いでくれたことにより消えた。

はぐれないようにしてくれてるのかなって思うと

胸のドキドキが止まらない。

会った時から私はドキドキさせられっぱなしなのに

顕嵐はそんな事ないのかな？

やっぱり浴衣似合ってない？

それとも私と来るの嫌だった？

そんなネガティブな考えしか出来ない。