Summer Memories. (ページ12)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:20,160 hit

12 ページ12

顕嵐side

.

顕嵐「あーーーーー！！もうやだ！！」

長妻「急にどうしたの？」

顕嵐「おお！ちょうどいいところに！！聞いてくれよ！！！」

長妻「あ、はい、聞きます聞きます、何でしょうか」

女子2人が席の前後で話してるのを横目にガールズトークならぬボーイズトーク。

このイライラは彼女が出来たことが無い怜央に言ったって解消されるんだろうか。まぁ、話さないだけましだ。

昨日の愚痴をばーっと怜央に話す。

そして、帰ってきた答えが…。

長妻「うん、ドンマイ」

これだけ。

もっと他にあるだろ！？

長妻「佐島ちゃんってそんなに鈍感だったんだね」

顕嵐「鈍感ってレベルじゃねぇよ、鈍感を通り越してバカだろ、もう…」

怜央が俺の顔を見ながらニヤニヤしてる。

俺、なんか変なこと言った？

長妻「愚痴零しながらも頬は緩んでるから、そんなに佐島ちゃんのこと大好きなんだね」

顕嵐「は？…うっせ」

そんなこと気付かなかった。

やっぱそういうことって無意識なんだな。

覚えておこ、今後もそういうことあるかもしれないし。