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顕嵐side
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顕嵐「あー彼女欲しいー」
ちひろ「え、私は？」
顕嵐「ごめん、無理」
ちひろ「ガチトーンやめて！？」
長妻「やっぱおもしれぇな笑」
セミも鳴いて、制服も半袖になって
すっかり夏になってしまった。
先生「転校生紹介すっぞー」
長妻「嘘、転校生！？男！？女！？」
先生「もっと声抑えろ、ちなみに女」
長妻「来たー！！」
俺的にはこのやりとりがツボ。
こんなこと、怜央には絶対言わないけど。
先生「おい、入ってこい」
そして、入ってきた転校生。
俺は一瞬で目を奪われた。
「佐島Aです、よろしくお願いします」
先生「席は窓側の一番後ろな」
「…はい」
そんな会話も耳に入ってこない。
ちひろにさえなびかなかった俺が、
一目惚れをするなんてな。
それまでの俺は絶対想像してなかったと思う。
「…よろしく」
その優しい笑顔にドキッと胸が高鳴って。
その後も心臓がバクバクして止まらなかった。
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作者名：なつまる
| 作成日時：2017年10月22日 17時
