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味方なんて今は誰もいない
いや、最初からいなかったのかもしれないな
走って走って、家にも帰れなくて。
だからといってこんな時に頼れる友達なんていなくて
ただ彼等から逃げる事しか出来なくて
怖い、という純粋な恐怖が私を飲み込んで支配する前に、安全な所へ
何処に逃げるか
先ず、大阪にいちゃダメだ。彼等に直ぐに見付かってしまう。
東京？人が多過ぎて吐き気がする、ただでさえここでも多いのに
北海道？寒い、沖縄？狭い
逃げ場が無い、どうしよう。
通帳もパスポートも、私物も何もかも家だ
私にあるのは財布とスマホのみ。
＿どうしよう
『...チッ、こうなったやるしかないか....』
私が考えた唯一彼等から逃げられる策。それは
『国外逃亡って言っちゃ悪いけど、似た様なもんだよね』
国を、超える。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
＿＿
os｢はいこれ、Aちゃん。｣
『有難う、そしてごめん。助かったよ』
os｢...ほんとに行くん？｣
私は俯いて頷いた。
ゾムが1番怖い、少し前ゾムに
｢Aはかわええからあんま変な奴と話したらあかんで。
そしたら俺がお前の事閉じ込めて殺すかもな。ふは｣
と言われた。
冗談だと受け取っていたが、この状況じゃ本気としか捉えられない。
オスマンには申し訳ないが、パスポートと通帳。身分証明書を私の家に行って取ってきてもらった。
どうやって？そんなのヤンデレ同士のフリだよフリ。
本当にこういう時頼れるのは友だな。
彼も少し疑っているけれども
os｢...出発は？｣
『...んー、早めに逃げたいからなぁ、また後で決めるよ』
os｢そか、決まったら教えてな｣
私はうん、と頷いた。
だけど私は今嘘をついた事になる
もしかしたら、もしかしたらだがオスマン、彼が彼等にバラすかもしれないだろう
それ程疑ってしまうほど、彼らは私に異常な執着がある。
私、恨みを買うようなことしたか？
まあええわ。
出発は明後日、羽田空港だ
『...待ってろ、お前ら』
すぐに逃げ出してやるから。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
よ。天色です。
クライマックスで御座います、もうすぐ完結致しますね。
初長編完結、うれしい
今の所ENDを二つ用意しております。
気長にお待ちくださいね
では僕はこれで
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銀狐(プロフ) - 遅れましたが完結おめでとうございます！先生これからも頑張ってください！ (2021年9月27日 1時) (
レス) @page15 id: b88b2ea9fb (このIDを非表示/違反報告)
天耀(プロフ) - いとゅ~さん» 有難う御座います！楽しく読んで頂けたなら何よりです...応援、有難う御座います。モチベにして頑張ります！ (2021年9月25日 16時) (レス) id: bcfadbcbc5 (このIDを非表示/違反報告)
いとゅ~(プロフ) - 完結おめでとうございます！！最後までドキドキハラハラしながら読んでました…((これからも応援させて頂きます！！ (2021年9月25日 15時) (レス) id: 73f6ea549e (このIDを非表示/違反報告)
天耀(プロフ) - 瑠璃丸(梟丸)さん» 有難う御座います！ずっと見て貰えたなんて嬉しい限りで御座います...コメントをモチベにして他作の更新、頑張りますね！ (2021年9月25日 12時) (レス) id: bcfadbcbc5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃丸(梟丸)(プロフ) - 完結おめでとうございます！こういう感じのすきでずっと見させて貰ってました……！これからもお体に気をつけて小説の更新など頑張ってください！ (2021年9月25日 11時) (レス) @page15 id: 292c39222e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：酸水
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年8月29日 12時
