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目を覚ますとふと見えたのは真っ黒な天井。
寝てしまっていたのか……、
体を起こして目を擦ると、私の横に人影の様なものがあった。
思わず間抜けな声を出すが、その人影はビクともしなかった。
『……ゆ、う…れい？』
まさかな。
と自分の考えを鼻で嗤う。
そーっとベッドから起き上がり壁に付いてある電気スイッチに手を出した。
ぱちん、という音と同時に明るい光が部屋に灯る。
寝起きだからか、目がチカチカして少し体がよろける。
私は恐る恐るその人影に目を移すと、そこに居たのは
『は……？え、なんで此奴？』
家の中に人がいるだけでも怖いのに、予想外の人物に戸惑った。
『お、おーい。ロボロ〜？』
ゾムならまだ分かる、いつの間にか私含む他の友達の合鍵作ってたからな。
だが相手はロボロ、どうやって入った……？不法侵入もいいところだ。
rbr｢ん…ぅ………なんや、Aか…おはようさん｣
小さく欠伸をして目を擦るロボロ。
私がじっと彼のことを見ていると彼はなんや……と後退りした。
『……ねぇ、ちょっといい？』
彼が話を聞く体勢である事を理解して私再び口を開く。
『どうやって部屋に入ったの？』
沈黙が続く。
気まずい、…だが、この気まずい空気を打ち破ったのは彼奴だった。
｢俺が部屋に入れたで｣
『……ぞむ』
何処から現れたかは知らないが、ゾムが私達の会話に口を挟んだ。
話を聞いたら、合鍵を使ってロボロと凸しようということになったらしい
が、インターホンを押しても全く人の気配が無い為心配になり
合鍵を使って部屋に入ったらしい。
『成程……てか君達さぁ……勝手に人の家入らないでもろて…』
私がそんな正論を伝えると彼等はつまらなさそうに頬を膨らました。
そんな事やっても許しはしないけどね。
兎に角、明日から仕事だ、早く帰ってくれと伝えると
ロボロが頭にハテナを浮かべて私に言葉を放った。
rbr｢昨日からもう1日経っとるけど……？｣
……え？今何時だ、と時計に目をやる。
六時と表示されていた為ほっとした。もしこれが8時とかなら間に合わない前提だ。
『仕事行くから帰ってね』
そう言って私はキッチンに向かった。
朝ご飯は基本自炊、その方が金銭面でもお金が浮くからだ。
何作ろうかな、と考えているとキッチンの奥の机に目をやると
『……君達ねぇ、ご飯も食べていこうなんて思ってないよね？』
え、そうだけど。という間抜けな顔をする2人に、
呆れて溜息が出てしまった。
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サクラドール・フューラースカーレット(プロフ) - 酸水さん» いえいえ！勘違いは誰にでもありますから (2022年4月4日 10時) (
レス) id: 7ef224a374 (このIDを非表示/違反報告)
酸水(プロフ) - サクラドール・フューラースカーレットさん» えぇっ！？ ほ、ほんとだ……！！！ 全く意識してませんでした…、凄い奇跡ですね✨ 作者でも気付かなかった事を気付けるなんて凄いです……！！！ 勘違いしてしまってお恥ずかしい…😳🍀 (2022年4月4日 10時) (レス) @page29 id: bcfadbcbc5 (このIDを非表示/違反報告)
サクラドール・フューラースカーレット(プロフ) - 酸水さん» 「あれ…？柏木翔…え、『今世の私の配属は』の柏木ちゃん！？」とこっちで勝手にびっくりしただけです…… (2022年4月4日 10時) (レス) id: 7ef224a374 (このIDを非表示/違反報告)
サクラドール・フューラースカーレット(プロフ) - なんというかですね、第２章『�機＾�魔の呟き』で紫藤ちゃんとrbrが見てたアニメに出て来た本当のヒロインの名前が『今世の私の配属は』の柏木ちゃんと同じ名字だったんですよね (2022年4月4日 10時) (レス) id: 7ef224a374 (このIDを非表示/違反報告)
酸水(プロフ) - サクラドール・フューラースカーレットさん» っあ、分かりました！ ブラック企業に務めてるから柏木ちゃんっぽいってことですか！ 確かにそう見えますね……！！！ (2022年4月4日 9時) (レス) @page2 id: bcfadbcbc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：酸水
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年8月1日 22時
