�機―�章 ページ1
『……あれ、なにこれ』
残業中ふとスマホに目をやると誰からか新着メッセージが来ていた。
仕事中なのに……とイライラしながら液晶越しにメッセージをタップした。
『あいつか……』
メッセージ相手は腐れ縁のシャオロンから。文章は簡潔にひと文。
sya｢明日空いてる？｣
私がブラック企業で残業してる事など知らないで彼奴は呑気にラインかよ、と少々苛立ちを覚える。
だがこんなことに構っている暇はない、
後輩が上司に仕事を押し付けられていた為私が引き受け背負った仕事が
こんなにも過酷なものとは思ってもいなかった。
同僚はみんな知らん振りしながら帰って行った。
上司に限ってはいつも通り定時に帰っていった。
いつかこんな会社直ぐに辞表を出し辞めてやると思っていたが、給料がいい為なかなか抜け出せず、今は底無し沼の様に抜け出す事が出来なくなった。
はあ、と思わず溜息を零す。そういえばシャオロンがこの前溜息を着くと幸せが逃げるとか言っていたな……。
私はらしくも無く溜息をつかないように意識をするようにした。
溜まりに溜まった疲れをさっきの溜息で一度に吐き出しきり、蛍光色の明るいパソコン画面とにらめっこを始める。
空は暗く染っていてオレンジや黄色等のビルの電気が灯っていた。
今宵は夜景が綺麗だ。
誰かが言った。｢夜景はその日の残業の分だけ明るくなる｣と、
私もその夜景の1部、だがその景色のように残業というものは美しいものでは無い。
このブラック企業では、残業代というものが存在しないのだ。
『……ねむ』
閉じゆく瞼を擦りながら、私は全く終わる気配のない資料に目を通した。
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サクラドール・フューラースカーレット(プロフ) - 酸水さん» いえいえ！勘違いは誰にでもありますから (2022年4月4日 10時) (
レス) id: 7ef224a374 (このIDを非表示/違反報告)
酸水(プロフ) - サクラドール・フューラースカーレットさん» えぇっ！？ ほ、ほんとだ……！！！ 全く意識してませんでした…、凄い奇跡ですね✨ 作者でも気付かなかった事を気付けるなんて凄いです……！！！ 勘違いしてしまってお恥ずかしい…😳🍀 (2022年4月4日 10時) (レス) @page29 id: bcfadbcbc5 (このIDを非表示/違反報告)
サクラドール・フューラースカーレット(プロフ) - 酸水さん» 「あれ…？柏木翔…え、『今世の私の配属は』の柏木ちゃん！？」とこっちで勝手にびっくりしただけです…… (2022年4月4日 10時) (レス) id: 7ef224a374 (このIDを非表示/違反報告)
サクラドール・フューラースカーレット(プロフ) - なんというかですね、第２章『�機＾�魔の呟き』で紫藤ちゃんとrbrが見てたアニメに出て来た本当のヒロインの名前が『今世の私の配属は』の柏木ちゃんと同じ名字だったんですよね (2022年4月4日 10時) (レス) id: 7ef224a374 (このIDを非表示/違反報告)
酸水(プロフ) - サクラドール・フューラースカーレットさん» っあ、分かりました！ ブラック企業に務めてるから柏木ちゃんっぽいってことですか！ 確かにそう見えますね……！！！ (2022年4月4日 9時) (レス) @page2 id: bcfadbcbc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：酸水
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年8月1日 22時
