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ようやくのこと、お城に辿り着いた。
そして中に入れば、もうダンスは始まっていました。煌びやかなこの場所は、Aにとって楽園でした。
いつものボロボロの場所、ボロボロの服ではなく、自分を最大限に輝かせてくれるこの場所と魔法で作ってもらった衣装は、とても新鮮で、ここに居るだけで心が弾みました。
「あ、何でいるんだよ、A！」
『潔お姉様……、私どうしても舞踏会に来たくて！』
「調子乗るんじゃねぇよ、
『待ってデジャブ、氷織と同じ展開？』
Aの腰に自分の手を支え、そのまま腕を掴んでいた潔は、家にいた時のように女装ではなく、よく見たら正装を着ており、周りから見たら二人は美男美女で、理想と意外言いようがなかった。
曲調がゆったりな曲が生演奏で演奏されている今、二人の世界はその曲に包まれていて、ハッピーエンドに終わる。そんな雰囲気が流れていた。
そして、優しく流れるフルートのソロパート。ホルンやトロンボーンが後ろで優しくリズムを刻んで、スリーピースが揃った音色は二人の恋仲を描くようだった。
「ねぇ！何で潔なんだよ、あそこのポジションって、俺だよね！？ あーもー、烏くん！ カット入れて、カット！」
「俺カット係とちゃうねん……、ほら、おふたりさーん！カットですって、カット！」
「なんだよ、せっかくいい雰囲気だったのに」
「ユッキーに聞いてや……。と言うか、メインはユッキーなんやから、そこは譲ったげような」
本日何度目のカットだろうか。そもそも、アドリブを入れていいと言ったじゃないか、と言い分を残す潔。
こういうところで自分のエゴを発揮しているのは悪いことじゃないが、ここまで出番がないと雪宮が可哀想だ。本当に雪宮は可哀想なくらいだ。雪宮は村瀬じゃないとみんなで言ってあげよう。どっかの某掲示板で、村瀬だと言われていた雪宮がここでも不憫だと、さすがに可哀想。
『このエゴイスト達まじで怖いんだけど』
「一番怖ぇのは、そのエゴイスト達に囲まれてても、何時までもギャグ線でいられるお前だよ」
たまたま近くにいた凛に愚痴を零せば、凛に冷静にツッコまれる。お兄ちゃんっ子の癖に……と、つい言ってしまったAが、凛に追いかけ回されて、ドレスで走る羽目になるのはあと五秒後の話だ。
続く (更新停止中)
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渡月(プロフ) - アルです！\(●°ω°●)/さん» 待ってていただけて嬉しいです！(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ❤︎ ゆっくりではありますが、更新頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします！ (2023年3月13日 23時) (
レス) id: b05dbf39f9 (このIDを非表示/違反報告)
アルです！\(●°ω°●)/(プロフ) - 更新ありがとうございます!!楽しみにしていました(* 'ᵕ' )☆ (2023年3月13日 17時) (レス) @page10 id: f6a6e363df (このIDを非表示/違反報告)
渡月(プロフ) - アルです！\(●°ω°●)/さん» ありがとうございます！！頑張って更新していきます！！赤ずきんですね！！了解しました！！！ギャグ詰め込みまくって頑張ります！！ (2023年2月19日 23時) (レス) id: b05dbf39f9 (このIDを非表示/違反報告)
アルです！\(●°ω°●)/(プロフ) - 面白くてたくさん笑ってしまいました!!更新楽しみです!!シンデレラのシリーズが終わったら個人的に赤ずきんがみたいです笑（面白くなりそう…!）応援しています!! (2023年2月19日 22時) (レス) @page9 id: f6a6e363df (このIDを非表示/違反報告)
渡月(プロフ) - 結城詩埜さん» 笑って頂けて何よりです！！！楽しんで頂けて嬉しいです🫶これからも可愛い可愛いブルロキャラをの魅力を引き出せるように頑張ります！更新も頑張りますので、待っててください！！ (2023年1月31日 21時) (レス) @page8 id: b05dbf39f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渡月 | 作成日時：2023年1月29日 12時
