勝利は私の手に 2 【潔世一 成り代わり】

Special Birthday「世一と私」１ ページ37

こんにちは！！こんばんは！！！渡月です！！！

今日は世一くんの誕生日ですね。ということは、Aちゃんの誕生日でもあるんですねぇ。

ってことで、誕生日スペシャルです。時間軸は謎ですが、三次選考(さんじセレクション)の時くらいだと思ってください！

本当は誕生日イラストを描こうと思ったんですが、間に合いませんでした。いつか乗せます()

ギリギリでしたが、こっちは間に合って良かったです。

ではどうぞー！！！


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青い監獄(ブルーロック)に来ていても、誕生日は祝われたいものだ。なんてったって、一年に一回だけの、自分が主役の日。プレゼントなんて別に欲しいなんて思わないから、おめでとうと、一言言ってもらいたいものだ。

同じチームＺからの仲間である、蜂楽に一つ問いかける。


「明日何の日か知ってる？」

「何言ってんの、潔。明日はエイプリルフールでしょ」

「あー、うん。……そうだね」


前言った気がするが……あ、もしかすると、サプライズだろうか。もし、祝われなかった場合、悲しくなるので潔は考えるのをやめた。

そして、朝食の時。マイナスイオンが発生しているこの場なら……、優しいこの二人ならば、祝ってくれるはず。


「なぁ……氷織、七星。明日何の日か知ってる？」

「なんや、潔くん。エイプリルフールやろ。僕と七星くんを騙そうとしてるん？」

「え！？ 潔先輩は騙される側じゃないっぺか！？」


どういう事だよ、とツッコミを入れるが、本当に誕生日が知られていない。

これは本当に祝われないと考えた方がいい。中途半端ではだめだ。ここはエゴイストが集まる場所、青い監獄(ブルーロック)だ。

自分で直接伝えて祝われるのではなく、遠回しに伝えて祝わせる作戦、実行だ。



「明日？ エイプリルフールがどうかした？ 告白とかしてくるんじゃないだろうな」


千切は、エイプリルフールに警戒心を持っているらしく、返答に迷った。


「明日？ あー、ジャ○ーズの岡○圭○の誕生日だろ。潔、ジャ○ーズ好きだっけ？」


何故かアイドル情報に詳しかった、御影コーポレーションの御曹司、玲王は、ジャ○ーズグッズを買い漁ってくれそうだったが、全力で拒否した。


「明日？ 明日の予定考えるのすらめんどくさ〜い。というか、今日の練習疲れたんだけど」


しょうがない。凪はこういう人だ。祝ってくれ無さそうだ。もう諦めるしかないのか……。

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