火神と会話 ページ9
火神がドリブルした後、シュートの体勢になった時に黒子が視界の端に映り、驚いてシュートを外しました！
そして、黒子はそのボールを反射でキャッチしてしまいました！
「どうも。」ペコッ
火神「...何やってんだ？」
「...火神君こそ1人で何やってるんですか？」シュッ
パシッ
黒子が火神にバスケットボールを投げて返しました！
火神「...、別に。なんもやってねーよ...。」
「？そうですか？」こてん
火神「...俺は。」
「！」(ちっ！少しは反応しろよ。)
火神「中２までアメリカにいた。...こっちに戻って来て愕然としたよ、レベル低すぎて。」
「！」(...、マジなめてんな。)
火神「...俺が求めてんのは、お遊びのバスケじゃねぇ...。...もっと全力で、血が沸騰するような勝負がしてぇんだ。」
「...。」(バスケ好きなら、「お遊び」とか関係ねーだろ。...ま、「勝負」するんなら、強いヤツが良いのは分かるけど。)
火神「...聞いたぜ？」
「？」(何を？)
火神「同学年に「キセキの世代」、って強ぇヤツらがいるらしいな。」
「！」(あー、その話か。)
火神「お前はそのチームにいたんだろ？俺もある程度、相手の強さは分かる。「やるヤツ」、ってのは独特の匂いがするんだよ。」シュッ
パシッ
今度は火神が黒子にボールを投げて渡しました！
「！？」(「匂い」！？)
火神「...、が。」
「！」
火神「お前はおかしい。」
「！？」(なんの事か分かんねーが、そんなハッキリ言うか！？)
火神「弱けりゃ弱いなりの匂いがするはずなのに、お前はなんっも匂わねぇ。強さが無臭なんだ。」
「！」(...、へぇ？野生の本能とかで、俺の本当の強さに気づいて、だけどバスケ出来ないように感じるから、違和感のせいで匂わないのか？それとも、本当に酔わすぎて匂いすらしない、か...。)
火神「...、確かめさせてくれよ。」
「...。」(上からだなー...。)
火神「お前が...、「キセキの世代」、ってのが、どんだけのモンか。」ニッ
「！...、奇遇ですね。僕も火神君とやりたいと思っていたんです。」(おー良い笑顔。)
火神「！...。」
バサッ
黒子が学ランを脱ぎました！
「1on1、しませんか？」
火神「！...やるか？」ニヤッ
「！はい！」(カッコイイ！...、ま、ごめんね？)
〜1on1〜
ダンッ ダンッ
火神「...。」
ダンッ
「！」ヒュッ
火神「！？」
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作者名：さくら | 作者ホームページ：http://66e2e4d9d51
作成日時：2019年1月22日 12時
