ミスディレクションの効力 ページ36
黄瀬「ざっくり言えば、「他に気を逸らしている」だけ。...一瞬なら、俺でも出来ます。俺を見ててください。」
笠松「...。」じっ
ヒョイッ
トンッ トンッ
笠松「...。」
黄瀬「ほら、もう見てない。」
海常ー黄瀬「！」
笠松は最初言われた通りに黄瀬を見てましたが、黄瀬がボールを急に投げた事で注意がそちらにいき、ボールの方を目で追ってしまってました！
黄瀬「テツヤっちは、並外れた「観察眼」で、コレと同じ事を連続で行って、「消えた」と錯覚させる程自分を薄めて、パスの中継役になる。...まぁ、やんなくても元から影は薄いんっすけど...。」
海常ー黄瀬「！」
黄瀬「...けど。」
海常ー黄瀬「？」
黄瀬「使い過ぎれば慣れられて、効果はどんどん薄まっていくんっす。」
相田「どーしてそーゆー大事な事を先に言わないのぉ！？」
ギリギリ
「っすみません...、聞かれなかったんで...。」(痛てぇ...！)
相田はミスデイレクションについて黒子から聞かされ、そんな大事な事を言われるのが遅かったので怒り、黒子の首を軽く締めてます！
相田「聞かな何も喋らんのか己は！？」
(いや、本当は、「キセキの世代」との練習試合がこんなに早くなけりゃ言ってたけど...。だって、「キセキの世代」が行った学校は凄い強豪校なんだし、もっと皆が鍛えた後なら話出来たんだけど、まだ力がそんなに付いてない今じゃ、せめて俺が出なきゃ対抗出来ねぇし...。...だから、引っ込められるのは困るんだよな...。)
相田(私も迂闊だった...！こんな「とんでも技」が、ノーリスクでやれる、って方が甘いわ...！)
(てか、マジでそろそろ離せって！タイムアウトの時間が...！)
ピーッ
モブ審判「タイムアウト、終了です！」
誠凛「！」
(ちっ！遅かった！)
相田「あーっ！！テツヤ君シバいて終わっちゃったー！」
火神「このまま俺にマーク続けさせてくれ...、！...ださい...。」
相田「！...だから何それ？敬語...？」
火神「もうちょいで、なんか掴めそうなんっす！」
タタタタッ
相田「！あ！ちょっ、待って！コラ！」
「！？」(相田先輩の「コラ！」可愛い！！)
火神「？」
相田「とにかく！ディフェンス、マンツーマンからゾーンに変更！中固めて！黄瀬君来たらヘルプ早めに！「黄瀬阻止」最優先！」
日向+伊月+火神「おう！」
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作者名：さくら | 作者ホームページ：http://66e2e4d9d51
作成日時：2019年1月22日 12時
