体売りの遊女長女、審神者になるの9巻【逆ハー】

その3 ページ26

それからしばらくして下ろされる


途中で鶴丸くんに笑われたけど、苦笑いで流した


てか笑わないでよ…


それから裏の縁側の方の太郎くんが居た隣の隣りの部屋へ行く







結構近い所に…








それからなんのためらいもなく障子を開ける









？「あ、兄貴？！？………と審神者………」









っと横にいる私を見た瞬間声のトーンが違う


いやいや、ちょい待ちや((



この子…お、男の子だよね？


花魁の格好してるけど…で、でも綺麗な人だなー…







？「…………何、じろじろ見て」







『へぁ！？あ、あ、ご、ごめんなさい！つい、綺麗でちょっと見とれちゃって…アハハ、迷惑でしたよね』








ご、ごめんなさいと頭を下げる

身長も私より大きいから無駄に緊張感が走る

…いや、私も大きいけど…



っとしばらく頭を下げて、それからあげる

すると初めて褒められたのかのように目を見開いていた






太郎「……今までド直球にそんな事を言われた事が無かったんですよ、次郎は」







『え、あ、そうなんだ…奇遇だね、私もなんだー』







今まで不意など関係なく、そのまま「貴方は月より美しい」とか色々と言われて来た

だからあまりにも急に普通に綺麗とか言われちゃうと…ね？






とか考えているといつの間にか目の前には太郎くんが居た

私は驚いて目を見開く、だが肩や足はびくつかない。ただ少し驚いただけ

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