雨が「ヨクナイモノ」を連れてきてしまった。【HSJ】

23話 ページ23

大「箱？それってどんな？」



伊「ん、山田と釣り場所探してたら川の中に木箱を見つけたんだよ。」


涼「箱の蓋を開けたら

中には難しい字が書いてある木の札みたいなのが入ってて」




雄「その札に書いてあった時は読めなかったの？」


涼「や、二文字だけ読めた、「雨」って字と「神」っていう字」


光「如何にもって感じだね」


大「光漢字と感じをかけたの？さむっ」

光「」ｷﾞﾛｯ




光「大ちゃん後で覚えとけよ」







圭「...」

裕「圭人、なんかあった？」



圭「多分、だけどさ

二人が見たものは御神体かも」


伊「御神体？」



圭「うん、一般的に神社は神様を祀る所なんだけど、

「憑代」、または「依り代」って呼ばれる物があんだよ。」


薮「神霊を宿す舞台みたいなもの...だよね？」




圭「そ、憑代にも色々あって、木や岩 後は鏡とかの人工物...様々にあるんだよ、」




圭「簡単に言うと、それを神様の代わりとして、

そこに神様が憑依してるって考えられるものだよ」


涼「そういえば俺の実家の神棚に、

確か家内安全？の神様？がいる神社から貰ったお札があるよ」


圭「そ、そういう風に俺らの日常にも結構関わりのあるもんなんだよ」


伊「じゃ、俺が触ったのも神様...だったって事？」

圭「そういう可能性があるって感じだね、触ったのは伊野尾君だけ？」


涼「いや、箱だけ触ったのは俺だけだよ。」


伊「開けて、木の札を触ったのは俺だよ。」


圭「山ちゃんに影響がないのを考えるとそれが原因みたいだね」


薮「でも御神体を触っただけでこうなるもんなの？」


圭「それは俺にもわかんないけど、「触らぬ神に祟りなし」ってよく言うし」

侑「原因がそれだとして、これからどーするの？」


圭「本当はその御神体を祀ってる神社の宮司さんあたりに頼るのが一番だと思うけど、」

侑「御神体の出所がわからないなら、」

薮「そもそもなんでそんなのが川に流されて...」


光「調べる他無さそうだね。俺達で手分けして情報を掴むしか、」


伊「みんなごめん、迷惑かけて...仕事もあるのに、、、」

雄「馬鹿だなぁ、伊野尾君が迷惑かけるなんて今に始まった事じゃないでしょ、？」

伊「高木...お前たまにはいい事言うな。」

雄「たまには余計！」



薮「ってか圭人詳しいね。博士にでもなれば？笑」


圭「何言ってんの笑」

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