＜アイズ＞~守るために~5 (ページ44)

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グリッドオメガVer.2.0 ページ44

そしてその後試合が続いて行くと充にボールが渡った。

充野坂さん！』

悠馬にパスがまわると相手の選手が体当たりを仕掛けたが

悠ふっ、遅いよ』

あっさりかわされ悠馬は見事なプレーを見せる。予想外の出来事に充は目を見開く

充なんだとっ!?』

貴かっこいいよ！悠馬!!』

悠馬はキラキラした目のAを見て微笑み新たな必殺技を打つ。美しい月が映る

＜月光丸·燕返し!!＞

刃のようなシュートは見事ゴールした

＜ゴーール!!野坂悠馬!魅せる男だァァ！！＞

すると悠馬はAを直ぐに抱き寄せカメラの前でチュッと軽く口付けをおとした

貴なっななな///』

観客の女子がきゃーっと黄色い声を出す。ヒロトと灰崎は怒り狂い近づこうとしたが必死に一郎太や稲森が止めている

士だ、大胆すぎる』

タ皇帝…負けてられない』

充 …ｯ!!野坂ァ』

そんな声を悠馬は聞きながらAの顔を見て笑う

悠僕成長したでしょ？』

貴せ、成長したのは凄いけどっキ、キスはダメだよ…』

色っぽく目をそらす彼女に悠馬は試合中という事を忘れそうになるが気を戻し試合に戻る

段々とチームの体力が無くなってきたのがAと悠馬は分かった

悠仕掛けてきたね』

貴！！凌兵危ないｯ』

危うく足を蹴られそうだった灰崎は審判を見るが審判は無視していた

灰ﾁｯそういう事かよ』

その後もウズベキスタンはラフプレーギリギリを攻めてくる

貴きゃっ』

一 A！！』

Aもまた、その被害にあった。近くにいたヒロトは目の色を変えてその選手に詰め寄ろうとするがAが止めた

貴 …ｯヒロト、大丈夫だから。それにそんな事したらヒロトいなくなっちゃうよ』

ヒくそｯ』

そんな時悠馬は静かな怒りを抱きながら一言言った

悠奥の手を使うか』

一野坂、それは…』

悠馬は一郎太と話していたがAはあの事か、と直ぐにわかった

一みんな！新タクティクスコード10を実行だ!!』

稲えぇ!?あれをやるんですか!?』

不やるしかねぇだろ』

一人一人がスピニングウィンドを作り始め見覚えのある竜巻が出来てきた

稲これ何が起きてるの!?』

一成功だ』

＜グリッドオメガVer.2.0!!＞

ウズベキスタンの選手は竜巻に吹き飛ばされる。それはあの時と同じだった