＜アイズ＞~守るために~5 (ページ34)

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偵察ページ34

金 Aさん、ちょっといいですか～』

貴はい監督。2人で練習してて！』

彼女は監督のもとへ向かった。ヒロト、灰崎と新たな必殺技の練習をしていたのだ

ヒあいつ、なんかしたのか？』

灰さぁな。にしても…一星のやつ、何回もあいつの事見てなかったか？』

ヒはっ、ムカつく野郎だぜ』

2人はブツブツと文句をいいながら練習を続けた

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貴なるほど。だから充は…』

監督から出た言葉に驚きはしなかったが充に対しての悲しみがこみあげてくる

金はい、なのでAさんは悠馬くんと2人であつーく協力して一星くんを助けてほしいのです』

あつーくってなんだ。あつーくって…でも充のために頑張ろう

貴分かりました。必ず充…いや光くんを助けてみせます』

真剣な目で言った彼女に監督はほっほっほと笑い鋭い目付きになった

金どうやらオリオンの組織とは違う組織が動いてるみたいなのでAさん、気をつけてくださいね～』

貴 …エリュシオンの事はもう気づいてたんですね。分かりました。気をつけます』

リヴ様が言っていた敵の事だろうな。あらたな組織…

彼女は色々考えながらヒロトと灰崎の元に戻って行く姿を見ながら静かに呟く

金 …Aさんを狙ってるかもしれないですからねぇその組織は。』

チラッと林の方を金雲は見たが宿舎に歩いて行き、姿が見えなくなった

霧ｯあぶねっ、てか気づかれた？』

ペいや、多分大丈夫だと思うが、あの監督。何者なんだ…』

林の中から2つの目が輝いていた

充 …あれは。』

見覚えのある顔を見つけ充は睨み続けていたが急いでAの元に向かった

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貴よし、休憩しよう。疲れた～』

その場に座った彼女にヒロトはタオルを投げる

貴ヒロトありがと』

ヒ別にいい。あと灰崎お前焦りすぎなんだよ』

灰はぁ？お前が遅いから上手くいかねぇんだろ！』

貴あんたら仲良いなほんと(汗』

その時肩を叩かれる

充 …先輩、少しいいですか』

ヒ！！なんでお前。てか邪魔すんなよ』

灰 Aは渡さねぇぞ!!』

そんな2人を無視して充は私の目を見る。なにか大切な事だな

貴 …分かった。少し行ってくる』

ヒは!?馬鹿ｯ』

充と一緒に走って行った彼女をチンピラ2人はイライラしながら見続けていた