＜アイズ＞~守るために~5 (ページ30)

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悪なのかページ30

貴 …』

次の日朝食を食べに来たらあからさまに充はハブられていた。そりゃそうなる…けど、可哀想かも

彼女はスタスタと充に近づき隣に座った

充来なくていいのに。先輩まで嫌われますよ』

横目で充は言ってきた。優しいんだか優しくないんだか…

貴別にいいでしょ。それより…』

Aは何事もなかったように充に会話を持ちかける。充はそんな彼女に最初は戸惑っていたが自然と会話が出来るようになっていった

充先輩、ありがとうございます』

充の横顔はどこか嬉しそうだった

貴可愛い後輩だからね。いいんだよ』

やっぱり充は悪になりきれてない。何かわけがあって組織に関わっているんじゃないかな

ガシャン!!

ヒロトと灰崎はおぼんを乱暴に置きこっちを見ている。オーラ真っ黒だなー怖いなー

貴 …あの人達何でこっち見てんの』

充さぁ？あ、先輩のポテトもらいます』

貴いやそれ食べかけなんだけど』

充先輩の味がしますね』

貴いや気持ち悪いよ充』←

彼女がドン引きしているのを無視し、充はチラッと勝ち誇ったような笑みをヒロトと灰崎に向ける。

ヒ～!!あの野郎ｯわざとしやがった』

灰ぶっ殺す!!』

灰崎くん箸片手で割ってるけど!?えぇえ…凄過ぎない？

充じゃ俺、先に失礼します。ありがとうございました』

充は灰崎とヒロトの隣を堂々と過ぎて部屋に戻って行った。

ちょっと待てこの感じ…

ヒよぉA、一星とラブラブしてて楽しかったか？あ？』

灰なんでお前アイツに関わろうとするんだよ！馬鹿か!!』

やっぱり来たー!!絶対こっち来ると思ったよ!?充なんで先に行ったの！バカ！

貴ラブラブなんかしてない！私はただ単にハブられてたから可哀想だと思ったの』

ヒ可哀想!?お前ｯほんっっと馬鹿だな』

灰鬼道と豪炎寺を離脱させたんだ！可哀想なんて有り得ねぇ！！』

貴確かに豪炎寺さんと鬼道さんの件は許されない。だけど充は何か悪になりきれてないってゆうか…』

真剣に考えている彼女を見てヒロトと灰崎はため息をつく

ヒともかくお前は一星と関わるな。いいな』

灰見てるこっちがイライラすんだよ』

あれ？それ

貴よくわかんないけどそれって嫉妬って奴？』

その言葉に2人はぎくっとした様子をみせたがすぐに私の頬を引っぱってきた

ヒ＆灰『別にどうだっていいだろ！』

貴いや頬を引っ張るな！痛いから！』