＜アイズ＞~守るために~4 (ページ11)

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カウンセリングページ11

ヒ …あいつらの目が嫌だったんだよ』

ヒロトは勘弁したように話し出す。目…か、

ヒ俺を蔑むような目…。はぁ…』

こてっとAの肩になんかかったヒロトはため息をついた。彼女は一瞬驚いたがすぐに質問をした

貴 …それ以外にもなんかあったでしょ？』

ヒははっお前エスパーかよ。…俺分かっちまったんだよなぁ。父さんが、タツヤの事しか心配してねぇの』

ヒロトの声が低くなる

ヒ俺、愛されてねぇのかも』

乾いた笑いをこぼすヒロトは前と同じだった。

うーん。ヒロト、勘違いしてんのかもなぁ。それなら…

貴 …はぁ～～。えい！』

ヒおわっ…な、なななな///』

彼女はヒロトを押し倒しヒロトの上にぐでっとのった。ヒロトは顔を今までにないほど赤くし彼女をどかそうとするが何故か思うように力が入らない。

貴ヒロトは本当に愛されてると私は思うけどなぁ』

その言葉を聞いてヒロトはタツヤの言葉を思い出す

＜本当に愛されてるのはお前だよ＞

ヒ …なんでそう言えるんだよ』

貴え？うーん。女の勘かな？』

ヒはぁ？』

もっと根拠のある答えが来ると思っていたヒロトは間抜けな声を出した。その様子に彼女は笑いを零しながら彼の心臓に耳をあてた

貴 …難しく考えなくて大丈夫だよヒロト。ヒロトはヒロトだし。…だけどヒロト、これだけは忘れないでほしいな』

彼女の優しい目がヒロトを見つめる

貴みんな、ヒロトを必要としてるってこと、力を貸して欲しいって思ってることを…』

ヒ ………』

またタツヤの言葉を思い出す

＜ヒロト、力を貸してくれ＞＜学園長だってきっと期待してる＞

貴ま、明日の試合ヒロトが出たくないなら出なくていいよ。無理にする必要ないし』

出たくなければ、ね…

ヒ …もし、俺がお前と明日試合に出たいって言ったらどうする？』

ギューっと抱きしめてくるヒロト。

貴うーーん…少しならいいよって言ったら？』

意地悪そうに笑う彼女を見てヒロトは少し考え、真剣に言った

ヒなら_____』