不思議な子 ページ19
「じゃあ、また月曜日」
「はい 今日はありがとうございました」
「ううん、俺こそありがとう。凄く、楽しかったよ」
「私もです！ …それじゃ」
「うん、ばいばーい」
玄関前でAちゃんと別れる。
楽しかったなぁ、今日
月曜日会えるのがホント楽しみ
ルンルン気分で家に向かって歩いてたんだけど
「あれあれ〜？イケメンさん発見です！」
「え？」
突然、後ろから声が聞こえて来て、びっくりして振り返った。
「…って言って、そんなワケないデスネって言うのが最近の遊びだったんですけど…。リアルイケメンさんでした!!」
「え…？は？」
そこに居たのは、女の子。
茶色の髪をツインテールにして、赤いフルフレームの眼鏡をかけている。
Aちゃんと同じ位の背丈…かな？
「お名前、なんて言うんですか？」
「…人に名前を聞く時は、まず自分からだよ」
どこの誰かも知らない子に説教染みた事を言ってしまった。
「あぁ、これはこれは失礼致しました!!
僕の名前は＿ 」
キキィ
車が女の子の横に滑り込んだ。
「お嬢様、ここにいらっしゃったのですね。
奥様が心配しておられます。」
「
「失礼致しました。」
車の運転席から降りて来たのは、黒いスーツを着た男の人。厳つい…。
「ママが呼んでいますか？」
「はい＿＿。来月のパーティーについてだそうです」
「おっと、あれは大事なパーティーですからね、直ぐ帰ります」
着ていくドレスの話ですかね、と茶化した様にいいながら女の子は車に乗った。
「じゃあ、また会いましょう、イケメンさん」
「また…？」
満面の笑みで車の窓から顔を出し、手を振ってきた。
思わず振り返してしまったけど、誰だったんだろう。
？side
「へぇ…」
彼女の覗くパソコンの画面には、顔写真付きの情報が写し出されていた。
「及川、徹…。青葉城西の3年…バレー部主将…ネ。」
整った顔に笑みを浮かべる。
「本当にイケメンさんだったなぁ…。まさか、青葉城西だなんて思わなかったケド。
近いし… ママ、お願いがあります」
「なぁに？＿＿ちゃん」
「僕、青葉城西に行きたいです」
「いいわよ〜、どこにでも好きな所に行ってらっしゃい」
ママは忙しくてそれどころではないらしい。適当な返事が返って来た。
「ありがとうございます。月曜から早速行きますね」
「手続きはしておくわね」
会いに行くよ、及川さん。
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かなぽん(プロフ) - ワセリンさん» ありがとうございます!!おお、いいッスね!!しぃちゃん有力です!! (2015年3月4日 22時) (
レス) id: 66c25ccd64 (このIDを非表示/違反報告)
ワセリン(プロフ) - しぃちゃんとか!?しぃちゃんとか!?((すみません、めっちゃ面白いっす! (2015年3月4日 21時) (レス) id: 0927cc561d (このIDを非表示/違反報告)
みるくごっど＠称えなさい((プロフ) - かなぽんさん» えっあのえっとこちらこそお気に入りさせてもらってます！！私なんかより何百倍も文才あるので頑張ってくださいね！！ (2015年3月4日 18時) (レス) id: ec03837c70 (このIDを非表示/違反報告)
かなぽん(プロフ) - みるくごっど＠称えなさい(さん» みるくごっどさんからコメントが…!!えっ、凄い嬉しいです!!お気に入りとかさせて頂いてます!!わあぁどうしよ、ありがとうございます!! (2015年3月4日 18時) (レス) id: 66c25ccd64 (このIDを非表示/違反報告)
かなぽん(プロフ) - 匣音マイさん» ありがとうございます!!本当に嬉しいです！ほのぼの…してるといいのですが…。 (2015年3月4日 17時) (レス) id: 66c25ccd64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなぽん | 作成日時：2014年8月27日 0時
