四発目 ページ6
伊沢side
「はい、OKです。お疲れ様でした！」
無事、収録が終わった。
俺は収録のしてある23スタジオへと向かう。
「お疲れ様ー！！Aご飯いこー！！」
収録が終わったAは俺のモノ、東大三銃士なんかじゃない、ただ1人の東大生。
「帰りたいんですけど」
少し冷たくあしらうA、最初の頃はすごい水上みたいでなんかショック受けたけど、これが何百回と続けば俺もだいぶ慣れたようで。
「ふふっ、また今度誘ってくださいね」
そう、俺は知っている、必ず冷たくあしらったあとは傷つけてしまったかどうかのために確認をするのがAの癖
いやさ、そこまでエンジェルスマイルで言わなくてもいいじゃん
「ｳﾞｯ、いま撃ち抜かれた､､､」
まるで弾丸で胸を撃ち抜かれた､､､とは別に、胸元に甘い快楽のような電流が少しだけ走る。まぁ、めっちゃ気持ち悪い性癖って言っておけば完結に終わるんでそれでいいや。
「伊沢さん、Aこまって､､､こまっ､､､んふふっ」
水上はなんかいろんな意味でおかしい。知り合った時はめっちゃ冷たそうな奴やなって思ってたけどそうじゃない。とてつもないギャップを持っていたのだ。
それは、何気にツボが浅いということ。ポーカーフェイスと言われがちだが、本人は心の中で平常心を言い聞かせ、必死に笑いを堪えているらしい。
「あっ、今水上笑ったでしょ」
「んふふっ、いやっ、だってめっちゃ小動物みたいな目してる､､､ｸﾌﾌｯじゃん､､､ﾝﾌﾌﾌ」
水上は、とても辛辣です。いやってか俺がなんか色々おかしいんだけどね。自分でも何となくわかる気がするけど、わかり切ってはダメな気がする。多分。
そんな水上は、鶴崎に背中を撫でられツボから抜け出せることに成功した。
適当にコンビニとかですまそうかななんて思ってると
「伊沢さん、事務所行きますか？」
「え？Aが行くんだったら俺も行くー」
めずらしく、オフィスに誘われた。
あ、確か数学を使ったアプリを開発するかなんかで開発チームが今すごい忙しいんだってね。A数学嫌いなのにめっちゃ頑張ってるよね、それを鶴崎に教わらなければ完璧なのに。どこかから冷たい視線が降り注いできたが俺は気付かないふりをした。
｢ま、じゃあ行きますか」
「んじゃな、水上鶴崎ー」
そう言うと反抗的な姿勢を見せたプリンス、やだねー、王子様じゃなくて王様の方が地位が高いんですー、とか心の中で唱えながらAの背中を押しながら、テレビ局を後にした。
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颯誄(プロフ) - はるるさん» ありがとうございます(●´▽`●)今日の深夜辺りに更新予定ですー！！ (2019年7月31日 15時) (
レス) id: 3b71ce137f (このIDを非表示/違反報告)
はるる - こんにちは。読ませていただきました。とても、続きが気になります！次の更新、めちゃめちゃ楽しみにしてます！! (2019年7月31日 14時) (レス) id: 1def406aeb (このIDを非表示/違反報告)
颯誄(プロフ) - すぺるさん» ありがとうございます(●´▽`●)この小説は東大王よりかはQuizKnockを主に書いていくので同級生トリオ(水上鶴崎川上)とも絡ませますね！これからよろしくお願い致します(o_ _)o (2019年7月28日 22時) (レス) id: 3b71ce137f (このIDを非表示/違反報告)
すぺる(プロフ) - え、すごい面白そう…川上さん入れて4人のお話とか見てみたいです…更新楽しみにしています！ (2019年7月28日 21時) (レス) id: bc24737c16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：颯誄 | 作成日時：2019年7月27日 1時
