二十一発目 ページ24
伊沢side
水上から唐突に送られてきた内容。
｢3月をもちまして東大王を卒業させていただきます｣
とのこと。
まぁ、それ以外のことがないってことは急いでいたんだろうなと予想はつく。
例えばほかのメンバーにそれを伝えにどこかへ行ったとか、行かなかったとか？分かんないけど。
｢水上が卒業するほど長く続いたねー､､､｣
そんな俺の声が部屋にこだまする、俺だって卒業した身だが、後輩の卒業を聞くと本当に長かったんだなと同時に、俺らの時代が終わってしまうんだなって思った。
鶴崎とA。
あと2人で俺らの世代が終わってしまう。
プラスに思えば、たくさんの人が東大王にでて活躍したいと思ったからここまで続いてこれた番組なんだなと思う。
マイナスに思えば、俺らがもうあの場所にたってあの場所で悔しんだり嬉しんだりできないんだなって思う。
嬉しいような、寂しいような、感動するような、虚しいような、そんな感情が胸に響いた。
｢さてと、心配なのはこれからだよな｣
鶴崎は後で聞いたけど博識課程を取るらしく、鶴崎の卒業はまだ先ということ。
問題がAなのだ
もちろんメンバーが減っていくことに鶴崎も辛いだろうが、1番気を病ませるのはAだろう。
それは俺が卒業した時に痛いほどわかった。
今ではもう1人の俺、みたいに呼ばれているれど、昔の戦い方ではなくなっているのは確か。
そう、いなくなったメンバーのように振舞ってしまうのだ、相当な努力を積んで。
｢俺のボタンの構え方と同じだし、解説も100点満点、俺の専売特記をあんなに再現出来るもんな｣
Aが水上のようになろうとまた頑張ってしまう、俺は努力の賜物だからあいつとはタイプが違うんだ。
ちょっとした天才だから。
｢ほんとに無理しないでよな｣
聞こえるはずもない声が響いて俺の耳だけに吸い込まれていった。
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颯誄(プロフ) - はるるさん» ありがとうございます(●´▽`●)今日の深夜辺りに更新予定ですー！！ (2019年7月31日 15時) (
レス) id: 3b71ce137f (このIDを非表示/違反報告)
はるる - こんにちは。読ませていただきました。とても、続きが気になります！次の更新、めちゃめちゃ楽しみにしてます！! (2019年7月31日 14時) (レス) id: 1def406aeb (このIDを非表示/違反報告)
颯誄(プロフ) - すぺるさん» ありがとうございます(●´▽`●)この小説は東大王よりかはQuizKnockを主に書いていくので同級生トリオ(水上鶴崎川上)とも絡ませますね！これからよろしくお願い致します(o_ _)o (2019年7月28日 22時) (レス) id: 3b71ce137f (このIDを非表示/違反報告)
すぺる(プロフ) - え、すごい面白そう…川上さん入れて4人のお話とか見てみたいです…更新楽しみにしています！ (2019年7月28日 21時) (レス) id: bc24737c16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：颯誄 | 作成日時：2019年7月27日 1時
