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十二発目 ページ14

その言葉に俺と鶴崎、そして光ちゃんまで危機感を覚えて、Aに駆け寄った。

「A!?」

「そっか、もういないんだった、オセロの時だって伊沢さん私の元に来ないんだ。忘れてた」

自分に言い聞かせるように、と言うよりかは再び胸に刻み込んでいると言った方が正しいようだ。なにか鋭利なもので胸に刻んでいるようだった。
そう、伊沢さんを俺らは信頼して何より尊敬していた。その中でも尊敬と言うよりかは崇拝していたのがAだった。
伊沢さんに対してあたりが強いのは、神様は自分を愛してはならない、全ての人を平等に愛して欲しい、そういう感じのことだったはず。
何より伊沢さんの背中を追い求め、伊沢さんに頼り頼られしていたのが彼女だった。
伊沢さん、いやクイズ王が三銃士のもとから離れた時、1番傷つき、1番強くなろうとしていたのは彼女だったからだ。
そして現在に至る。

「え、A次回来れないの?」
「そうなんですよ、ごめんなさいひろみさん」
「まぁ、でもAちゃんも学生ですからね」

スタジオの皆さんもAの次回欠席を悲しがっていた。彼女は第2の伊沢さんみたいな人だったから新しいチームのメンバーを見て欲しかったんだろう。
彼女はそれをどれだけ望んでいなくても、我々が東大王として輝き続けるのであれば、避けては通れないのだ。

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設定タグ:東大王 , QuizKnock , 伊沢拓司
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颯誄(プロフ) - はるるさん» ありがとうございます(●´▽`●)今日の深夜辺りに更新予定ですー!! (2019年7月31日 15時) (レス) id: 3b71ce137f (このIDを非表示/違反報告)
はるる - こんにちは。読ませていただきました。とても、続きが気になります!次の更新、めちゃめちゃ楽しみにしてます!! (2019年7月31日 14時) (レス) id: 1def406aeb (このIDを非表示/違反報告)
颯誄(プロフ) - すぺるさん» ありがとうございます(●´▽`●)この小説は東大王よりかはQuizKnockを主に書いていくので同級生トリオ(水上鶴崎川上)とも絡ませますね!これからよろしくお願い致します(o_ _)o (2019年7月28日 22時) (レス) id: 3b71ce137f (このIDを非表示/違反報告)
すぺる(プロフ) - え、すごい面白そう…川上さん入れて4人のお話とか見てみたいです…更新楽しみにしています! (2019年7月28日 21時) (レス) id: bc24737c16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:颯誄 | 作成日時:2019年7月27日 1時

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