十五発目 ページ18
Aside
皆さんごきげんよう、私は今久しぶりにスタンフォードにいる訳ですが、まぁ、辛いわ。
英語得意じゃないし？あんまり喋れないからほとんど文字で１回書いて、再びそれを読む。
まぁ、向こうからしたら日本人が英語言ってるくらいに発音良くないからよく聞き返される。
｢私呼ぶくらいなら、光ちゃん読んだ方がいいよねこれ｣
スマホを取り出すと今日が東大王の収録日だったらしく、候補生が写真で送られてきた。
まぁ、可愛らしい子だった。
｢女の子増えたねー｣
光ちゃんに、きのちゃんに、岡本ちゃん。
みんな可愛くて、頭良くて、多分三銃士抜けても大丈夫だろうって思う。
それと同時に、いなくてもいいだろうって言う居場所の喪失感が襲ってくる。
私は東大を卒業したら次はどこに居場所があるんだろうか、QuizKnock？私はまだそこで働けるのだろうか、こんな前だけを見ている私なんか雇い続けてくれるのだろうか。
｢もっと、私が必要とされなきゃ｣
誰かが言った
誰もがしていないこと、誰もがたどり着いていないこと、誰もが知らないことを知ったら
長い間必要とされるよ
と。
｢さ、勉強するかな｣
ペンを持った、紙に書いた。
まだ見えない先を、まだ見ていない景色を見るために。
休むな、休んでいる間にも誰かが私の先を越そうとしている、その子が必要とされる。
嫌だ、私だ、私がその景色を掴むんだ、誰からも頼られる、必要とされる人に。
｢頭痛いな､､､｣
一度に沢山考えすぎたせいか、頭が痛くなってくる。
そりゃ、私が座っていた席をいずれ誰かに渡さなければならない、そう近いうちに。
そうなると、余計焦るんだ。
私は王子や天才みたいに安定して強くないから。
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颯誄(プロフ) - はるるさん» ありがとうございます(●´▽`●)今日の深夜辺りに更新予定ですー！！ (2019年7月31日 15時) (
レス) id: 3b71ce137f (このIDを非表示/違反報告)
はるる - こんにちは。読ませていただきました。とても、続きが気になります！次の更新、めちゃめちゃ楽しみにしてます！! (2019年7月31日 14時) (レス) id: 1def406aeb (このIDを非表示/違反報告)
颯誄(プロフ) - すぺるさん» ありがとうございます(●´▽`●)この小説は東大王よりかはQuizKnockを主に書いていくので同級生トリオ(水上鶴崎川上)とも絡ませますね！これからよろしくお願い致します(o_ _)o (2019年7月28日 22時) (レス) id: 3b71ce137f (このIDを非表示/違反報告)
すぺる(プロフ) - え、すごい面白そう…川上さん入れて4人のお話とか見てみたいです…更新楽しみにしています！ (2019年7月28日 21時) (レス) id: bc24737c16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：颯誄 | 作成日時：2019年7月27日 1時
