今夜、君とまた…… (ページ5)

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ジョングクさんになだめてもらって何とか落ち着いた。

『何でこの丘のこと知ってるんですか？』

JK「いや……ここ僕のお気に入りの場所なんで、」

やっぱりこの丘は星が綺麗に見えるから、
人気なのだろうか。

勝手に納得する。

『ここって、星がよく見えますよね。』

JK「だから、僕もここ気に入ってるんですよね。」

『気が合いますね。』

自転車から降りて、
二人で丘に寝転がる。

冷たい風が何度も何度も私達の頬を撫でる。

死ぬほど寒い。

横に居るジョングクさんを見ると、
やはり彼も同様鼻が赤くなっていた。

『寒いですよね。』

JK「分かります。急にですけど、一番星がどれか分かりますか？」

『ホントに急ですね。』

そう言いながらも私は満天の星空の中の1つ、
一等星を指差した。

『あれですよね。』

JK「え、あぁはい。当たってます。」

『やっぱり。あれが1番綺麗ですもん。』

JK「皆んな、間違えてましたよ。」

『大の星好き。(名前)ちゃんをナメないでください。』

JK「何ですかそれ。」

『今、思いついた呼び名です。』

JK「変な人ですね。フッ。」

『ジョングクさんって笑うんですね。』

JK「当たり前じゃないですか。」

今までずっと真顔だったジョングクさんが笑ったことに驚きながら、
釣られて私も微笑んだことと、

少しだけキュンとしたことは内緒。