今夜、君とまた…… (ページ4)

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二人が盛り上がってる中気まずい雰囲気が流れる私達

でも、彼を見て目に止まったものが1つ

『その、縁結びのお守り…私も持ってます。』

JK「へぇ～これ持ってる人あんまり見たことないなぁ」

『寒そうですね。』

手をﾊｱｰと息をかけている彼を見て今更、冬なんだと気づいた

『そういえば、冬ですね。冬って星が綺麗ですよね。』

JK「星……好きなんですか？」

『はい。昔、よく仲が良い男の子と見に行ってたものです。』

JK「僕と同じだ…。今から、星…見に行く？」

『いいんですか？』

JK「はい。一人で見るのもなんですし…」

『じゃあ、お言葉に甘えて。』

JK「ジンヒョン、外行ってくる。」

スアが小声でいい感じじゃん！！と冷やかしてきたのは無視することにした

彼の自転車の後ろに乗った

JK「落ちないようにきをつけてくださいね。(名前)さん。」

『名前覚えててくれたんですか。』

JK「飛ばしますよ。」

そう言ったジョングクさんの頬はほんのり赤く染まっていた気がした

『本当に飛ばしてますね。寒いです。』

マフラーをしていてもやはり、真冬に真っ向から風を受けるのはとても寒い

JK「寒いなら、落ちないためにも捕まってください。」

『ありがとうございます。』

『すごく温かいです。』

JK「それは良かったです。」

『心も暖まりますね。ジョングクさんの温もりを感じます。』

JK「彼氏さんとハグなんて、何回もしてるでしょ？」

『私の彼氏は温度も感情も愛も無いですよ。私を自分の慰めの場所としてるだけですよ。彼女なんて思ってませんよ。都合の良い女なんです。私は。』

JK「フフッ…自分を洗脳してるみたい。」

『残念ですが、それは違いますね。私はもう彼氏によって洗脳済みなので。』

JK「つきましたよ。」

『ここは……』

ついた場所を見て、私は泣いてしまった

そこは…私が昔、仲の良かった男の子と夢のような時間を過ごした場所だったから

JK「ここ、星がよく見えるんですよ。って、なんで泣いてるんですか？！」

『うぉぉぉんんん、ごめんなさいいいい…｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ』

こういう時に限って可愛い反応ができない私を殴ってあげたい。