3話 ページ3
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3日ほど経つと彼女の笑顔も増えてきた。
母上に連れられて着せ替え人形にもされているようだ。
しかし彼女には母親は居ないらしく、最初は戸惑っていたが今は楽しそうに笑っている。
しかし彼女にはまだ秘密がある。
夜の21時になると必ず自室に篭る。
そして、朝まで出てこない。
今夜もだ、何かトゥアハーデ家に害を及ぼそうとしているのか気になり、俺は彼女を監視する事にした。
彼女の部屋に忍び込み、気配を隠す。
彼女は部屋に戻りベットに腰掛ける。
そしてカバンから何かを取り出す。
小瓶になにかの薬が入っている。何なんだ、あの薬は
『私は大丈夫、生きれる。明日も太陽を拝める。』
グッと瓶の中の液体を飲み干す。
すると彼女はベットに倒れ込み『ハァハァ』と荒い息をあげている。
そして『ゴホゴホ』と口から色々なものを出している。
俺は気配を隠すのをやめて彼女の傍に近付く。
彼女には俺の気配を感じ取る余裕は無いようだ。
ガタガタと身体を震わせている、そんな彼女の手をそっと握る。
『…！！_____ルーグ…様っ』
「……………」
彼女は俺に気付き、ビックリしているが身体は言う事を聞いていないようだ。
「大丈夫だ、朝まで俺がそばに居てやる。」
彼女はビックリしたような顔をした後に俺の手を握りながら苦しみ始めた。
ベットに横になったまま彼女は何時間も苦しみ、そして落ち着くとそのまま落ちるように眠りについた。
俺は彼女が生きている事を確認してそのまま隣で寝ることにしたした。
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『ルーグ様…』
俺が目を覚ますと彼女が隣で俺を見ていた。
俺は彼女の目を見て「毒の抗体練習なのかい？」と問いかけると彼女は身体をビクッと揺らした。
『カトリーヌ家では…5歳になると毒の抗体を作るために毎日毒薬を飲みます。それは12歳になるまで続き、毒薬の量を増やし、死ななければ当主になれます。』
「君は僕の婚約者なのにその必要はないんじゃないの？」
『………いいえ、婚約もこれが終わらないとさせて貰えません。』
「 ……………そうなのか」
目を伏せる彼女の手を握り見つめる。
「なら君が毒を飲む日は俺がそばに居る。大切な婚約者を1人では苦しめないよ」
『っ……ルーグ様……！』
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☆アスカ☆(プロフ) - こんばんは!!ルーグが大好きです。今、再放送してるので続き楽しみです。更新頑張って下さい (2月8日 18時) (
レス) id: 015c60fed8 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 夢主の設定がしっかりしていてルーグともマッチしていてとても好きです。文章から何まで美しく感じました。 (2023年3月20日 13時) (レス) @page4 id: 2007e68118 (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮 - 続きが楽しみです‼︎更新頑張ってください‼︎ (2023年1月24日 22時) (レス) @page4 id: b3a4701a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2021年11月25日 0時
