epi.37 ページ38
北「これ、お弁当入ってるんじゃないん？」
『あっ、でも全然食べれるしいいんです！』
本当は3人分あるなんて言えない。
きっとぐちゃぐちゃだし、おせっかいだもの。
北「Aちゃん。無理したらあかん。笑わんでいい。」
私の肩に手を置いて目線を合してくれる北先輩
北「その中身、ほんまは何があるん？」
『っ、……でも……』
すぐそこには侑も治もいて、きっと2人はもっと怒る気がする……
北「大丈夫、ここにいるヤツらはもう全員気持ち切り替えた。
なぁ？侑、治。」
治「うっ、……はい。」
侑「……っす。」
納得してなさそうな顔だけど……
『実は……3人分のお弁当……が。』
治・侑「え…！？」
『時間があったから……、喜んでくれたらと思ったんだけど、、ははっ、きっとぐちゃぐちゃだし私が食べ……』
治・侑「食う！！！」
『え？』
治「何言うてんねん！Aが作ってくれたのを食べへん男なんかおらんわ！！」
侑「ぐちゃぐちゃとか、見た目とか俺は気にしやん。それに朝練終わりで腹減っててん！」
『えっ、今食べるの！？』
北「ったくお前らは……
Aちゃん。どうする？あげる？」
『食べてくれるなら……でも本当にぐちゃぐちゃに』
治「関係ないわ！」
『あっ、そうですか……』
角名「えー俺も食べたい。」
銀島「ったく、欲に忠実だなあいつらは。」
そのままみんなで体育館に戻った。
『そうだ、これ、水筒。』
治「あーそうそう！無いな思っててんって、あれ？これ。」
侑「お茶いれてくれたん？？」
『え、うん。』
侑「……ほんま……」
治「うわ！侑が感動で頭抱えた！！」
体育館に笑い声が響く。
北「Aちゃん、さっき言ってたマネージャーやけど。」
『あっ、咄嗟に言ってくださったんですよね！
ありがとうございました！』
北「本当にマネージャー、やってみない？」
『え。』
というわけで、わたくし宮下A。
この度、稲荷崎高校のバレー部のマネージャーになりました。
治「Aがマネとか、最高すぎる……！」
侑「この弁当うまっ！」
角名「あっ、卵焼きもーらい。」
治「うわ！俺の！！」
『ははっ……』
とても不安でござる。
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結衣 - 読んでてドキドキ止まりませんでしたぁぁ(՞ . .՞)♡ (4月7日 13時) (
レス) @page49 id: 5727d31c28 (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - 砂糖よりの塩じゃない方さんっ！！あなた様は神です。(ガチ)ファンです！ (2023年4月2日 23時) (レス) @page49 id: 5fa05c04a7 (このIDを非表示/違反報告)
多純 - 「昼のチャイムがなりそうになり」が、「昼のチャイムかなりそうになり」になっていましたよ！ (2023年1月12日 11時) (レス) @page7 id: cf354936d6 (このIDを非表示/違反報告)
全推し - ↓下に同じくうう！ (2022年7月30日 17時) (レス) @page50 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
パインじゃむ - えっっっっっ好き←( ✌︎'ω')✌︎ (2022年2月12日 14時) (レス) @page2 id: a53206b000 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂糖よりの塩じゃない方 | 作成日時：2020年8月23日 8時
