コンプレックス･ラブ【桃】

○ アホ教師 ページ36

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｢よ、｣

｢よ、ちゃうわ。なんでカップ麺持ってんねん｣

｢お湯どこ、お湯｣

｢話聞けよ｣



保健室でカップ麺を食べようとするこのアホ教師。

濱田崇裕。


あった〜

とか言って自分でポット見つけてお湯入れてる。


保健室をなんだと思っとんねん




｢とんこつとしょうゆどっちが良い？｣

｢とんこつ｣


まあ、食べるけどな。



･



｢青春やなあ｣

｢帰り道ってええよな｣

｢学生時代戻りてー！｣



いい大人が保健室でカップ麺食べながら、
下校していく生徒を見ている。



｢秋のカーディガンええよな｣

｢隠れてる感じな｣

｢お前わかってるなあ〜｣



会話最悪やけど




｢あ、望とAや｣

｢あいつら仲ええよな｣

｢あれ絶対付き合ってるやろ｣

｢えっ、嘘やん｣

｢てか付き合ってんで｣

｢…まじかよ｣



驚いて箸で持ったメンマをスープの中に落とす濱ちゃんに、思わず吹き出す。

やめろや、その漫画みたいな驚き方




｢球技大会の日やったっけな？

なんか裏庭でイチャイチャしてんの見てもうたし｣

｢なっ、お前呼べよ！｣

｢なんでやねん｣

｢からかいたかった〜｣

｢中学生か｣



2人、並んで歩く望とAは

何か言い合いをしてるようだけど。


望がAの頭を軽く叩いて、

Aは仕返しにスクバで望の腹を殴る…


いや、仕返しえぐい





｢あいつら背高いから、並ぶと何か綺麗やな｣

｢ええなあ！｣

｢…俺ら、高校生に負けてんねんで｣

｢ほんまや。頑張ろ｣



カップ麺食べながら誓うアホ教師2人。

結局どっちもアホでした






｢｢今年中に彼女作ろ！｣｣

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