甘い甘い君が好き 6【HQ】

甘い匂いが101こ。 ページ1

・




夢主side




家に着いた私はとりあえずお風呂に入ることにした。




ちょうどお母さんも帰ってきてご飯を作ってくれるとのことだった。






私は湯船に浸かりながら合宿中にあった事を思い出す。






皆がロードワーク中に翔陽が迷子になったこと。





そしてたまたまそこで黒尾さんと出会ったこと。




黒尾さんとぶつかった時に何故か懐かしい感じがした気がした。





気がしただけなのに何故かモヤモヤする。



どうしてだろう。そう思っても思い出すことなんて出来ない。


深く考えるのは好きじゃない。



だから深くは考えなかった。






『そういえば…』




研磨くんは何を知ってるんだろう…。





研磨くんを初めて見た時も、何処か見覚えのある気もした。




したんだけど…やはりそこの部分だけが何故か思い出せない。





私は一体何を忘れてるの…？



『あー、だめだめ。』




深く考えるのはよそう。






私は湯船から出て、そのモヤモヤとした全てを忘れるためにシャワーを浴びた。

甘い匂いが102こ。→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す