【Eve】幼馴染の僕【歌い手】

#8　卑怯と言われても良い ページ9

「あ？なんだ風上」


僕は睨まれるが動揺しない


ちゃんと睨み返す


というか、僕の方が大きいから見下す感じ


「そんな馬鹿みたいなことして、何が楽しいんだ、って話」


「は？偽善者が」


偽善者かぁ…そうかもしれないなぁ


「でもさ…僕ね、権力があるの、知ってる？」


こんな方法、ずるいよね


大人の力…使いたくなかった


「いや〜…僕のお父さんさ、君のお父さんの主治医なんだよね〜


大分体悪いでしょ、だから遠くまで行けない


で、僕のお父さんが見捨てたら？」


卑怯…知ってるよ


でもね、君も同じくらい卑怯だから


「んじゃ、連絡しとくね〜」


「っ、やめてくれ！何でもするから！！親父だけは！生かしてくれ！！！」


……w


「じゃあ、謝ってよ


天宮くんに、今までのこと全部」


そう言って何事もなかったかの様に席に着いた


(心臓バックバクですけど！？！？！？)←

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