モテ男とダサ女の秘密

モテ男とダサ女の出会い ページ8

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『………返してくれません？』

私がそう言うとムカッとした顔になっている


「地味子の癖に生意気なんだけど。キッモ(笑)」


ここで言い返しても何もならないから黙っていると


「おいおい〜こんな所で喧嘩？駄目じゃんソヨン。」


何故か現れたのは高身長な謎の男


「ソンジェ君？！違うの、この女が…！」


そう言って私を指差す…ソヨンとかいう女


「それ…片手に持ってるの、この子のだろ。返してやりな？」

「……わかったあ〜ソンジェ君、あっち行こ。」


ソンジェ？と呼ばれる男に言われたからか、渋々帰ってきた私の150円。


「大丈夫だった？ごめんな？」

近くで見るとモデルみたいな顔をしている。


『…どうも。』


私が助けてもらったお礼を言うと、気にしないで？とニコッと笑い去って行った


「ソンジェ様かっこいい〜！」

「あの地味な女羨ましい…」


四方八方から聞こえてくる声に、成る程理解した

あの男は私とは真逆な人種だ。


「ごめんね、お待ちどうさま〜」


そんなこんなで私の初食堂は美味しい焼きそばを食べられた事以外、最悪な出来事となった。

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