傷つけたくない ページ37
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ソンジェの教室に着くと、放課後にも関わらずたくさんの女子がソンジェを囲んでいた
その中央にいる笑顔で対応するソンジェを見て、苛立つ気持ちを抑えられない。
『おい！』
「…お〜ヒョン。何か用？」
俺の反応を見て楽しんでるのがわかる。
俺は何も言わずソンジェのカバンと手を掴んで教室から出た
・
・
とりあえず学校から少し歩いたところにあったひと気のない公園に入る
そして、近くにあったベンチに座った。
「ヒョン…俺に何か用？」
『…話がある。
まず、あの噂は本当か？』
俺がそう言うとハハハっと笑い出したソンジェ。
「そっか、3年生にまで回ってるんだな〜」
相変わらずヘラヘラしていて、今はそれが妙にシャクに触る。
「俺が好きなだけだから安心してよ、ヒョン。」
『お前…本気なのか？』
俺がそう言うと、さっきまでのヘラヘラしてた顔が一瞬で真顔に変わった。
しばらく俺達の間に沈黙があった
「…ヒョン、そんな事より俺達のゲームはまだ続いてるんだよね？」
『はぁ…？』
沈黙を破ったと思えば俺の質問に答えず、突拍子もない事を…
「まさか、もう辞めよう……なんて言わないよね？」
『俺は…Aちゃんを傷つけたくない。
Aちゃんが好きだ、本気で。』
だから早くこのくだらないゲームを終わらせたい…
遊びじゃなく、本気だから。
「ヒョンは……そ…だ…」
『…え？』
ふとソンジェを見ると俯いていて、何を言ったか聞こえなかった。
「…今更、無理。俺が許可しないから！」
『おい！ソンジェ！待てって！』
俺の声に振り向きもせず、そう言ってソンジェは帰って行った
…どうしてそこまでゲームにこだわる？
あいつも…Aちゃんに本気なら、傷つけたくないと思うはず。
お前は何を考えてる…？
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あ - なんか、みたことある… (2016年2月23日 0時) (
レス) id: d815a789f7 (このIDを非表示/違反報告)
すん姫 - 完結したんですか？ (2015年11月7日 12時) (レス) id: c7d17f3c74 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - とてもストーリーがおもしろくて次が気になるくらい楽しみです！更新ファイティン (2015年7月4日 11時) (レス) id: ddd898517e (このIDを非表示/違反報告)
ぁずみにょ - 向日葵さん» 更新待ってました♪頑張ってください！ (2015年5月24日 16時) (レス) id: 7ccebcae46 (このIDを非表示/違反報告)
すん姫 - 向日葵さん» 更新ありがとうございます^^ソンジェとくっつくんですね、一体どんな形でくっつくのか楽しみです♪ (2015年4月12日 11時) (レス) id: 7ccebcae46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 | 作成日時：2015年2月22日 16時
