モテ男とダサ女の秘密

どうして？ ページ24

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ミニョクさんに連れられたのは屋上


「ごめん。急にこんなとこ連れて来て…」

申し訳なさそうな顔をするミニョクさん

そんな事より何の用だろう？


『私に何か用ですか？』

「……用は別に無い。って言ったら？」

真剣な顔でよくわからない事を…

やっぱりミニョクさんってちょっと掴み所かわからない。


「…敢えて言うなら、会いたかった！それだけ？」

『へ？それってどういう…』


ハハハっと笑うミニョクさん。


「あのね、俺Aちゃんの事もっと知りたい。だから教えて？」


そう言ってわたしの顔を覗き込んでいる顔が可愛くて、思わず笑ってしまう。


「…ヤァ〜何で笑うんだよ〜！」

初めはただのチャラ男だと思っていたけれど、こうやって笑っている彼は本当は良い人なんだな〜と改めて思う

そんな人がどうして私に？と思って仕方ない。


『あの…どうして、私に構うんですか？』

すると、黙り込み俯くミニョクさん。

「…今はまだ言わない。でも、後でわかると思う

だから俺が言うまで何も聞かないで欲しい。

一つ言えることは、俺はAちゃんに出会って変わったよ。」

真剣な眼差しで私を見るミニョクさんは、初めて会った時とは違っていた

ような気がする。


「…この話終わり！あ、そうだ。カトク交換しよ？」


それからというもの、私達は色々な他愛もない話しで盛り上がっていた。

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