故郷 ページ3
数分後。
「あと………どれ…くらいで…つく…んだぁ……」
「もうすぐ見えてくると思うんだけど…」
「相変わらずうぜーな」
ナツは船の上でぐったりとしていた。先ほどトロイアが切れてナツはすっかりぐったりとしていた。
「その始まりの場所ってどんなところなんですか？？」
「あー。始まりの場所ってゆーのは神の子の故郷みたいなもんだ。」
「へー！聞きたい！」
「私も聞いてみたいな」
するとその話に興味を持ったルーシィとエルザとウェンディがニルに迫る。
興味を持ったというよりもなにか他のものに気をそらしたいと言うのが本当のところなんだろうと理解した。
「神の子っていうのは生まれたときに腕に刺繍が入ってるんだ。なんか…すっげー説明しにくい刺繍が。それで神の子だって気づくと海に身を投げられるんだ。」
「へー…それってどこの海でもいいの？」
「いやそー言う訳じゃねーんだ。今から行く所に海に突き出てる崖があるんだけどそこからじゃなきゃ俺達マジで死んじまうから」
ニルはそう言うとケラケラ笑う。ルーシィたちもつられて笑った。
「でも生まれて本当にすぐに投げられるから一度死ぬんだけどな♪」
「え…」
「それっていいの？」
ニルのサラッと言った言葉を聞き流せずにポカンとしてしまう。
「まぁ…確かにスッゲー苦しいんだけど大丈夫。そのまま肉体だけで始まりの場所に行くんだけど始まりの場所についたらまた息を吹き返して生き返るんだ。」
「へー…。すげぇもんだな。」
「グレイさん！？いたんですか…？」
「……ウェンディってなかなか俺を空気にしたがるよな…」
「え！！？そんなことないですよ！！」
「ドンマイ」
「それぐらいその始まりの場所と言うのは神の子にとって大切なところなのか？」
「エルザスルー？」
「始まりの場所に行けば死にかけた命も蘇る。」
「スゴい…！」
「何気にウェンディって酷いわ…」
グレイを軽くスルーしながら話を続けるウェンディ達にルーシィはウェンディが実は腹黒なんじゃないかと思っ。
それよりニルは視界のすみでピクピクしている桜色が気になったが何だか触れてはいけない気がしてそれもスルーした。
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海姫(プロフ) - 凛叶さん» わぁ！とても照れた！！コメントありがとうございます！今までで一番照れました！笑 (2014年8月28日 16時) (
レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
凛叶(プロフ) - 素晴らしい作品だと思います！もう映画化しちゃってもいいくらいに！！←とても感動しました！ (2014年8月24日 2時) (レス) id: 8e76be242d (このIDを非表示/違反報告)
フェリス(プロフ) - 海姫さん» お願いします♪ (2013年11月30日 17時) (レス) id: 77a5d4ccc0 (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - フェリスさん» 分かりました！考えさせてもらいます！ (2013年11月30日 14時) (レス) id: 4dfaae2d8a (このIDを非表示/違反報告)
フェリス(プロフ) - 海姫さん» ぜひ続編書いて欲しいです！期待してます( ｀・∀・)ﾉ (2013年11月29日 23時) (レス) id: 77a5d4ccc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海姫 | 作成日時：2013年7月21日 14時
