片想い . 2 ページ2
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大「抱きついてくる時は一声掛けてって言ってるやん、いっつも。」
西畑大吾。
私の幼なじみで、小さい時からずっと大好きな人。
..."恋愛"的な意味じゃなくてね。
「大ちゃん、今日泊まり行っていい?」
大「...今日?...あぁ。ええよ。」
毎週月曜日は、大ちゃん家に泊まる日。
ちっちゃい頃からの決まり事?みたいな
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『おい。
サッカー部舐めんなよ。
Aちゃんのことなら全部知っとるんよ』
『例えばなぁ...、体重、身長、スリーサイズ。
...なんならここで言ったろか?スリーサイズ。』
するとポケットから謎のノートを取り出して、
『まずなー、たいじゅ「先輩、プライバシーの侵害って言葉知ってますか?」』
私の...と言うか、全女の子の秘密であろう"体重"を公共の場で言おうとしてきたたこの人。
先輩、相手が私で良かったですね。
他の子相手でしたら、"セクハラ"って訴えられてましたよ。
でも先輩は、いつも私の想像の斜め上を行くような発言をする。
ほら、今日も。
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『...Aちゃん、俺ん家泊まり来て?』
「え?」
『なんで大吾は良くて、俺はダメなん?
大吾なんかより俺の方がイケメンやろ?』
『俺、こんなにAちゃんのこと好きなんやで?愛してるんやで?』
「...る..て...いで、。」
『へ?』
「大ちゃん、行こ。」
大「え、あ...おん。」
きっと、普通の女の子ならあんなイケメンに"好き"とか"愛してる"って言われたら顔を赤らめて喜ぶんだろうな。
でも、私は普通の女の子とひと味もふた味も違うから。
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作者名:ぽんず。 | 作成日時:2018年12月27日 14時