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少し寒くなり 薄手のコートを羽織るようになった11月

とうとうこの日がやってきた





松「何をそんなに緊張してんの」


「いや、べつに」





今日は学祭当日


学生にとって学祭は 色んな売店に行って楽しむもので 決して緊張をするような場ではないんだけど…






松「そんだけ神山くんの力になりたいと思ってるわけなんやねー」


「ん…」






神山くんがこの日に向けて色々頑張ってきたことを 誰よりも私は近くで見ていた

だからこそ下手なことはできないし 緊張も増してくるわけで






「はぁ、私余計なことしちゃいそう…」





よからぬ妄想が膨らみ 下を向いてため息をついていると

目の前のテーブルに ドサッと何かが置かれた


顔を上げて見ると 置かれていたのは いくつかのメロンパンだった







神「うりゃっ」





パッと横を見ると ニコニコしている神山くんの姿があった




神「売店で買ってきたで、Aちゃんの好きなメロンパン」



そう言いながら 神山くんは私の隣に座る







神「で、余計なことってなに?」


「え…あの、ほら邪魔とか…」


神「邪魔って(笑)俺が2人を選んだんやで?」


「そうだけど、」


神「居るだけで安心できると思ってん。だから、頑張ろうや、」





な?と、首を傾げながら神山くんは 私とまっちゃんの手に メロンパンを置いた





神「さ、これ食べて元気つけよー!」


「うん、ありがとう」






神山くんのピカピカした笑顔

その笑顔を見ているといつも私の心は元気になれた



改めてこの人好きになってよかったなぁ、って

そう思えた




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びょん - 胸が痛い… (2018年11月24日 0時) (レス) id: c3f9488cbd (このIDを非表示/違反報告)
OOO2126(プロフ) - キュンキュンを通り越してギュンギュンした(イミフ)バイク二人乗りは死んだ、何回も読んでます!続編か、小瀧長編読みたいです\(^o^)/ (2018年2月24日 6時) (レス) id: 2cffad585b (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - あ、チャラひろさんのここに書いてしまいごめんなさい。何か盛り上がって書いちゃいました。昨日の夜、他の作者さんがゆこさんのお話薦めているので知ってハマってしまい一気読みしてます!どの濱ちゃんも溜まらんです!ゆこさんに出逢えてよかった!大好きです! (2017年10月18日 14時) (携帯から) (レス) id: b00addc009 (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - プライベッターの読みました!ヤバかったです!まだ、本編も読了してへんのに…でチャラひろのバレンタインの個人的にヤバイツボでホントん゛ー!ってなりなから足バタバタする位濱ちゃん可愛いっ!ご馳走様でした! (2017年10月18日 14時) (携帯から) (レス) id: b00addc009 (このIDを非表示/違反報告)
ゆこ(プロフ) - サミさん» コメントありがとうございます。私の作品でニヤけてるなんて、嬉しいです…これからもサミさんをニヤけさせられるように頑張りたいです…! (2016年10月27日 10時) (レス) id: cf443e0b0d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆこ | 作成日時:2016年10月7日 17時

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